今投資するなら豪ドルか米ドルか?かつて豪ドルが人気だった理由を解説。

今投資するなら豪ドルか米ドルか?かつて豪ドルが人気だった理由を解説。

 

こんにちは!ひろこです。

あっきんと豪ドルと米ドルだとどっちが買いかな〜って話で盛り上がったので参考までに昔話をしておきます。

投資をする際の参考になればと思います(^o^)/

 

豪ドル(AUD)の過去。

豪ドル

まず始めに豪ドルの過去の状況について少しお話したいと思います。

リーマンショックの前の2008年、豪ドル投資は非常に人気がありました。その理由は金利です。

当時のオーストラリアの政策金利は7.25%。

米国が2.0%、日本は0.5%の金利だったので、比較するとずいぶん差があるのがわかります。経済状況も非常によく、まだまだ成長すると期待されていました。

 

その大きな要因は中国です。

オーストラリアは中国への輸出依存が大きかったため、どんどん成長している中国に引っ張られる形で、のびていました。

特に、中国は「世界の工場」と呼ばれており、日本の自動車メーカーもこぞって工場を作っていました。

そんなこともありオーストラリアからは鉄鉱石が多く中国に輸出されていてその恩恵を受けていたのです。

経済成長が期待できることから、豪ドルも上昇が期待されていましたし、金利もさらなる上昇が見込まれていました。

このような理由から日本でも豪ドルに投資する人が増えていったのです。

 

現在のオーストラリアと米国を比較してみる。

現在米国の金利は2.0%。一方オーストラリアの金利は1.5%です。

米国経済は強く、今後金利を上げていく方向に舵をきっている最中です。

先だって発表されたISM製造業景気指数も14年ぶりの高水準となり、市場予想も大きく上回ってきました。

 

一方オーストラリアはどうでしょうか?

9/3の理事会で21会合連続で据え置きを決定しています。

内容も、「賃金の上昇が鈍く、シドニーでの地価も下落している。低金利で経済を下支えしていく」というものでした。

決して経済状況が良いわけではないので、今後金利を上げていくような明るい状況ではないのがわかります。

 

ちなみにブルームバーグがこのほど出した記事でも豪州の利上げが2020年以降となりそうだとの内容が書かれていました。

 

 

 

参考までに豪ドル/米ドル(AUD/USD)の今年のチャートを載せておきます。

分子=AUDが弱いから下がって、分母USDが強いから上がるのでAUD/USDは価格が下がっています。

 

audusdチャート

 

年始にAUD/USDは0.80米ドルほどでしたが現時点では0.72米ドルまで下落しています。

果たしてJPモルガンが予想している年末に0.67米ドルまで下落が進むのか、注目しておきたいところです。

 

為替相場から比較してみる。

為替も参考にしてみたいと思います。

 

豪ドル/円チャート

 

豪ドル/円は2008年リーマンショック前は高値108円を記録しました。

リーマンショック後は55円まで円高が進み、現在は80円をはさんだ動きをしています。

単純に数字だけを見ると80円は割安と感じる人もいるかもしれません。

でも、当時の状況をよく考えてみて下さい。

 

アメリカの金利が低いなら、もっと金利が高いオーストラリアに投資しよう

中国経済が発展しているので、そこへ輸出しているオーストラリアの経済はさらに良くなるだろう

世界の投資マネーがオーストラリアに集まる

豪ドルはどんどん上昇

結果104円まで上昇

 

現在のオーストラリアとはずいぶん状況が違いますね。当時の中国は日本の高度経済成長と同じような状況でした。

また日本にそのような時代がくるとは思えないですよね。

中国も同じです。

単純に過去108円だったから、今の80円は割安で豪ドルを買うのがよいと判断するのは少し待った方がよいかもしれませんね。

 

私なら米ドルを選択。

ファンダメンタルズ面から見ても明らかなように、私なら米ドルを選択します。でも、もっと単純に考えても良いかもしれません。

世界の基軸通貨は米ドルです。規模も当然1番です。

リーマンショックが起こったせいで、米ドルに投資しても魅力がないからと、高金利である新興国通貨への投資が増えました。

でも現在は米国は金利を上げている最中で、米ドルでも十分金利がつく状況です。

米ドルへ投資する魅力も戻ってきているのではないでしょうか?

 

まとめ。

まとめ

今回は米ドルか豪ドルのどちらを選択するかで米ドルを選択しました。豪ドルが悪いと思っているわけではありません。

金利が低いと言っても、日本よりは高いですし、為替も90円くらいまでは可能性があると思います。

ただし、豪州は利上げが1〜3年は先になりそうなのでしばらくは下目線で良いのかなと思います。

なので豪ドル/円を買うタイミングとしてはもう少し待ってさらに安くなったところで入っても良いのかな〜なんて思ったりもします。

 

ということで、今回は米ドルと豪ドルを比べて現状の相場感について思うところを書いてみました。

こういう背景が少しでも知識として入っていると相場の大きな方向性は見えてくるものです。

FXで自動売買するレンジを決める参考にしてもらえれば幸いです。

また、相場に絶対はないので取引する通貨ペアは常に分散しておくことをおすすめします。

利益を狙いにいくというよりはリスクを分散するために通貨を分けます。それが長く生き残る秘訣だと考えています 

 

米国、カナダは現在利上げサイクルに入っています。

気がつけば先進国通貨でありながらなかなかの高金利通貨になってきました。スワップ狙いならどれがお得かはこちらの記事を参考にしてください。

 先進国通貨でスワップ投資!米ドル、カナダドル、豪ドル、NZドルを比較。

 

新興国通貨は総じて下目線です。敢えて今投資しなくても良いのではないかと思います。

 トルコリラ急落。どこまで下がる?新興国通貨のジレンマを再考してみた。