トラリピ豪ドルNZドルのスワップ00が終了!新登場のせま得キャンペーンに乗る?乗らない?

トラリピで豪ドルNZドルを運用している人に関係する記事です。
マネースクエアが7/1〜10/31までの期間、トラリピ注文の利益値幅を0.002NZD以内にした場合、優遇スワップとして豪ドルNZドルのスワップを売りも買いもゼロにするというキャンペーンを公開しました。
これを受けて現在ひろこ口座で運用しているトラリピ30万豪ドルNZドルの口座とあっきん姉口座で運用している豪ドルNZドルの設定を変更するかの判断が必要になります。
関連する口座の設定&運用状況
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結論としては、せま得の適用を狙いにいかずにこれまで通りの設定で運用することにしたいと思います!
せま得キャンペーンとは?
以下は公式サイトの抜粋です。
現在あっきんがブログで公開している豪ドルNZドルの注文は利益値幅が0.005NZDになっているので何もしなければ優遇スワップを受けられません。
ちなみに、7/12時点では買いポジションは1万通貨あたり5円のマイナススワップが毎日発生します。売りポジションは2円のマイナススワップが毎日発生します。
最新のスワップは公式のこの記事を見てください。
利益値幅を狭くするとどうなる?
質問箱でこんな問い合わせをいただきました
一般的には細かく決済すると1回あたりの決済金額が少なくなり、売買回数は増えます。で、トータルの利益金額は利益値幅が大きいほど大きくなります。
ですが、この手の話でスワップの影響まで精査したものはあまり見たことがありません。
私がこの質問を見て、「利益値幅を大きくすると利益は大きくなるけどポジション持ってる期間が長くなるからそれによるマイナススワップのダメージは大きくなるな」と思いました。
でもそれがどの程度なのかはバックテストをしてみないとなんとも言えません。
そんなこともあり、バックテストをしてみました!
【検証】利益値幅によってトータル利益はどう違う?
4年間の場合
バックテストのデータは限定レポートで公開しているものを使いました。具体的には以下のレンジに100万円でトラリピ注文をだした場合を想定しています
前提条件は以下の通りです
[list class=”li-chevron”]
- 運用期間:2017/1〜2021/3
- 運用金額:100万円
- 利益値幅:0.001〜0.010NZDまでの10ケース
- スワップ:利益値幅0.003NZD以上は-5円
- スプレッド:0.00033NZD
[/list]
そしてこれが4年間のバックテスト結果です
予想どおり利益値幅が広いほどリピート回数は少なく、総利益は大きくなっています。その反面マイナススワップも同様に大きくなっています。
現在適用している利益値幅0.005NZDだとトータルの利回りは10.7%です。せま得が適用できる0.002NZDだと10.9%です。
そんなに変わらない結果になりました。一番利益値幅が大きい0.010NZDだと利回りは11.6%となりました。
4ヶ月の場合
次に期間を4ヶ月と短くしてみました。公式の発表をよく見るとキャンペーン期間は7/1〜10/31の4ヶ月間となっています。
スワップ優遇を受けられるポジションがこの期間中に成立したトラリピということなので4ヶ月だけを切り取って比較するほうが正確かなと思いやってみました。
前提条件は以下のとおりです
[list class=”li-chevron”]
- 運用期間:2020/12〜2021/3
- 運用金額:100万円
- 利益値幅:0.001〜0.010NZDまでの10ケース
- スワップ:利益値幅0.003NZD以上は-5円
- スプレッド:0.00033NZD
[/list]
4ヶ月間のバックテスト結果です
この場合はなんとせま得を適用した方がパフォーマンスが悪いという結果になりました。
結果を受けての対応方針
この結果をそのまま受け入れるなら単純に利益値幅を目一杯広くして0.010NZDとするのが一番利益がでるので合理的な設定だと言えるでしょう。
ただ、あまり広げすぎると決済回数が減る=トラリピでチャリンチャリンなる回数が減るので楽しみが半減してしまうように感じます。
なので実際の運用は間をとる感じでこれまで通り0.005NZDで運用したいと思います。
このあたりの判断は人によって考え方が分かれる所なので利益と楽しさを天秤にかけて決めればよいでしょう。
質問と回答
[open title=’トラップ値幅>利益値幅でも大丈夫?’]
質問いただいたのでマニアックなのですが、解説します。公式サイトにこのような記述があります
『変更対象のトラリピの「トラップ値幅」がせま得対象値幅より広い場合は、利益値幅をせま得対象にするとすき間ができる非効率なトラリピになってしまいます。』
また、非効率なゾーンについては公式のこの記事を読んでみてください。
確認したところ、30万チャレンジ口座のトラップ値幅は0.003NZDと利益値幅0.002NZDより広いのでこのケースに該当します。
だからと言って公式に書かれているように利益値幅を0.003NZDにした所でマイナススワップの影響を受けトータルの利回りは悪くなります。
なので特に気にする必要はないという理解をしています。
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設定の変更方法
例えば0.005NZDから0.002NZDに変更する場合の作業手順はこんな感じです
トラリピ管理表から該当するトラリピをタップして、利益金額変更をタップし、利益値幅の数値を0.002に入力し直し、確認、変更実行とタップします。
以上で解説はおしまいです!
関連記事です。
他に30万チャレンジ口座で運用しているNZドル米ドルは今回のマイナススワップの影響を受けないので平和なもんです。
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同じNZドル米ドルでも運用資金が増えるとそれなりの利益を生み出してくれます。あっきんはこれ1本で3000万円運用しています。
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トラリピと2枚看板で活躍してくれているトライオートETFはすこぶる順調です。気になる運用実績と設定はこの記事で解説しています。
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