【保存版】ビットコインの半減期とは?2016年、2020年の半減期前後の値動きを振り返る。

ビットコインには発行枚数に限りがあります。その点が日本円や米ドルとのような中央銀行のさじ加減によって発行される紙幣とは一線を画します。
また、ビットコインには4年に1度のタイミングで訪れる半減期によって市場に流通するビットコインが半分になるというルールがあります。
このような性質がビットコインの価格を長期的に押し上げていると考えられています。
では、実際のところ、2020年の半減期はどうだったのか?という点を2016年とも比較しながらここでまとめておきたいと思います。
ビットコインとは何か?仕組みは?
ビットコインの半減期を知るにはそもそもビットコインとは何か?どんな仕組みで成り立っているのかを知る必要があります。
時間がある人はインスタライブで以前解説した動画があるので視聴してみてください(記事では超ざっくり解説します)
ビットコインは24時間365日銀行を使わずに世界中どこにいてもネットにつながっていれば送金することができます。そのデータは暗号化され全て公開されています。
そしてそれらの送金データをブロックにまとめて鎖状に繋いでいきます。なので全ての取引履歴が残っていきます。これにはブロックチェーン技術が採用されていて、世界中で注目されています。
また、この取引履歴を確認し、前のブロックと繋げる作業をしているのがマイナーと呼ばれる人たちです。彼らはマイニングと呼ばれる作業をすることでビットコインで報酬を受け取っています。
このような仕組みでビットコインは成り立っています。最近だとあのSBIとGMOがこのマイニングにも参加するというニュースが話題になりました
重要
SBIとGMO、世界最大規模施設で仮想通貨マイニングを開始か=ブルームバーグ報道https://t.co/QeiwfOVjGdSBIとGMOが、米テキサス州でビットコインマイニング事業を開始するとブルームバーグが報じた。
利用する施設は世界最大規模のマイニング施設で、同地域のBitmainの3倍規模に相当する。— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) January 7, 2020
ビットコインの半減期とは?
これについても別動画で解説しています。参考までに載せておきます
ビットコインの半減期がくると今までマイナーがもらえていた報酬であるビットコインの量が半分になります。半減期前ではマイナーは12.5BTCを受け取っています。
これが半減期を迎えると6.25BTCになってしまいます。
ここまでの話を聞くと察しがつく人もいると思いますが、なぜ報酬が減るとわかっているのにSBIやGMOは莫大な設備投資をしてマイニングをしようとするのでしょうか??
彼らはボランティアでマイニングをするわけではありません。ビジネスです。かかる費用よりももらえるビットコインの方が価値があると思うから参入するわけですよね。
なぜこのようなことが起きるのかというとビットコインの価格は上がっていく仕組みになっているからです。動画内でもお話ししましたがこの例えがわかりやすいかと
流通量が減っていくと需要と供給のバランスによって価格は上がりますよね。これと反対のことをしているのが法定通貨(円やドル)です。
いくらでも紙幣を発行できるので1枚あたりの価値はどんどん下がっていきます。昔の1万円と比べると今の1万円は随分価値が薄まりましたよね・・・💦
ビットコインはこのような仕組みなので金(ゴールド)と似ていることからデジタルゴールドと呼ばれたりもします。
ビットコインの半減期はいつ?2020年5月12日!
4年に1度の歴史的な瞬間を見たいと思い、この日ばかりは夜更しをしました。そして待ちわびた瞬間です。
日本時間5月12日4時23分にビットコインは630,000個目のブロック生成をし、半減期を迎えました
\ビットコインが3度目の半減期を記録/
2020/5/12 4:23(日本時間)にブロック高が630,000に到達!約4年ぶりに新規発行されるBTCが12.5BTC→6.25BTCに半減!!
4年後はどうなるかな〜🚀🚀😄
★参 考
2012半減期 12ドル
2016 〃 648ドル
2020 〃 8500ドル
2024 〃 ?????ドル pic.twitter.com/xlLL082tyF— あっきん@投資家🍀元公務員 (@_akkin_nara) May 11, 2020
630,000個目のブロック生成でマイナーが得たマイニング報酬は6.25BTCであり、確かに前のブロックと比べると報酬が半分になっていました。
理論上はマイニング報酬が半分になったことで儲けが少なくなりこれ以上マイニングを続けるのはしんどいと考えるマイナーだらけになればビットコインのネットワークは停止します。
だれもマイニングしてくれなければビットコインの送金ができないので電子クズとなるのです。
でも今回の半減期ではそのようなことはなく、マイニングは継続して行われており、ビットコインは生き残ったんです。
次に半減期前後の値動きそ見ていきましょう。
2016年のビットコイン半減期前後の価格推移
ビットコインは2016年7月9日に半減期を迎えました。
その時のBTC/USDのチャートを引っ張ってきました。ざっくりと110円/ドルで円換算しています。注目は50日前から上がっている点です。
半減期の20日前には50日前に4.8万円だったビットコインは1.7倍の8.3万円まで上昇しました。そして半減期には7.3万円になっていました。
上昇した半減期50日前と半減期当日を比べると価格は1.5倍になっています。また、その後、20日ほどで5.1万円と半減期の上昇前の価格付近まで下落したことも注目です。
そこから価格は上昇し、半減期があった2016年の年末時点ではビットコインは10.5万円まで上昇しました。これが2016年の半減期に起こった事実です。
2020年のビットコイン半減期前後の価格推移
2020年は2月に起こったコロナショックの影響で完全にチャートが崩れました。
少しだけ半減期の影響と思われる下げが5月12日の半減期前にありましたが、すぐに戻しています。5月18日現在は9,800ドルで推移しています。
ビットコイン誕生以来の爆上げ・暴落の歴史
最近ビットコインを知った人はビットコインが誕生以来どのような値動きをしてきたかを知らないかもしれません。一度見てください。
これを見ると2017年の仮想通貨バブルがビットコインにとってはバブルではなく、ビットコインってこんなもんなんだ。と思うでしょう
これまでにビットコインは3回の半減期を経験し、価格を53倍 13倍と上げてきています。
また、上記チャートに色分けをしたように、長期的には半減期の前に底を記録し、半減期前後で上昇していくという道をたどっています。
これは単なる偶然なのか今後もこのような価格推移を続けるのかは誰にもわかりません。
次回は4年後の2024年にこの記事を更新したいと思います
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私がビットコインに長期投資をする理由はこの記事で詳しく解説しています。
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ビットコインは1000円ちょっとで買えるという手軽さもあります。マネックスグループ入りして勢いを増しているコインチェックなら自動積立でも買えます。
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私はビットコイン以外にもいくつかのアルトコインに積立投資をしています。2017年のバブル相場もこの手法を使っていました。
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