このところ、株式市場も為替市場も変動が一時期に比べ大きくなっています。ここに来て相場の潮目が変わっていることを感じています。
もう少し広い視野で相場を見ると相場の変化は2018/11頃から起きているようにも見えます
2018/11から黒色の米国10年国債利回りは下げ続けています。そしてオレンジ色の金、水色のビットコインは上げていますね。
逃避資産である金に資金が集まることはリスク資産である株式市場の暴落を折り込んでいるとも考えられます。
暴落がいつでどれだけの規模で来るかはわかりませんが、警戒はしておくにこしたことはありません。
目次
トラリピで想定ロスカットレートになったらどうする?
下がっても買い続け、上がったときに利益を積み上げていくのがトラリピです。詳しくは
為替がどこまで下がるかわかっていれば、下がったところでガツンと買えば良いのですが実際にはそんなに綺麗に取引できません。
またいつ暴落が来るかもわからないので待つ期間が長いほど取引機会を逃していることになり機会損失となります。
だからこそ一定の範囲を決め細かい上げ下げを狙うトラリピは理にかなったトレード手法だと思います。
そんなトラリピですが、こんな質問をいただきました
どのような戦略でトラリピを運用しているかによりますが、私の場合はロスカットさせないようにリスクを抑えて運用しています。
なのでロスカットレートを超えるということ…
続きは質問箱へ (残り 73字) #peing #質問箱 https://t.co/2BhtFYU02b
— あっきん@投資家🍀元公務員 (@_akkin_nara) August 9, 2019
私の答えは一言でいうとロスカットレートに近づいたら現金を足すです。
なぜ、そうするかと言うと私のトラリピ運用は暴落でも耐えて相場が回復するのを待つというスタンスだからです。
私は2008年のリーマンショックの時も下げ続ける相場でも構わず毎月入金を繰り返し淡々と取引を続けた経験があるので今でもそのスタンスは変わりません。
※こういう話をするとゾッとする人もいると思いますが、そもそも私のトラリピ設定はかなりリスクを抑えて(ロスカットレートに十分余裕を見込んでいる)います(^o^)/
想定ロスカットレートを知る方法は?
実際にどこまで為替が下がったらロスカットになるかを現在運用中のトラリピ30万チャレンジ(第1弾)でシミュレーションしてみました。
どのようにやったかはこちらの記事で図解しています
運用開始前に想定したロスカットレートは68.0円でしたが、現時点(8/6現在)のポジションから正確に求めた想定ロスカットレートは64.5円でした
かなり余裕を持った設定であることがわかります。
今、ここで話している内容はこのロスカットレートをさらに割ってくるようなとんでもない暴落が来たらという時の話です。
キャッシュイズキング!その意味は?
「キャッシュイズキング」には2つの意味があります。
1つは暴落時に現金を多く持っておけばそもそも資産が減らないということです。
暴落前に株を売って現金に換えておけば、みんなが毎日相場を見て真っ青になっているときも平然としていられますね。
そしてもう1つの意味は現金を持っておけば暴落時に安い金融商品を買うことができるという意味です。
これをやってのけたのがあのウォーレン・バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイです。
リーマンショック前に現金比率を高め、433億ドルも保有していました。
それが、2008年にはリーマン危機の最中、潰れかけたゴールドマンの株を安く手に入れ、2008年末の現金ポジションは255億ドルに減っていました。
このようにウォーレン・バフェットは暴落する前に株を売り、暴落すると株を買うことで知られています。
そして現在、バークシャー・ハサウェイの現金残高が積み上がっていることでバフェットが大型買収に動くのでは?と昨今注文が集まっています。
関連:バフェット氏 巨額資金で大型買収に動くか【日経新聞 2019/8/7】
現金比率はどれぐらいが良いのか?
これはケースバイケースなのでかなり幅がある議論です。
投資している商品のジャンルや年齢、家族構成、年収によっても違ってきます。
インデックス投資などをしている人で毎月たんたんと買い増すスタイルの人は現金比率はかなり低くても良いでしょうね。
ただ、私のようにレバレッジ商品や仮想通貨をポートフォリオにいれている人は現金比率を高くしておきたいところです。
おすすめは現金:金融商品=5:5もしくは4:6というところかなと思います。
例えば最近だと私はトライオートFXとトルコリラのサヤ取りで1000万ずつ運用していましたが、どちらも相場環境が悪くなったので辞めました。
その2,000万は一部はビットコインに投資しましたが、大半は現金で置いているので、現金比率は自ずと高くなっています。
現金を銀行ではなく貸付に回すという手も。
現金は即座に運用口座に回せるのが強みです。
でもそれだといつ来るかわからない暴落までお金をムダに遊ばせておくことになるので一部は貸付投資のFundsに回したいところです。
私も案件が出るたびにFundsに応募して金額を増やしています。
貸付期間も1年未満のものもあるのでFundsの中でグルグル回しておけば3%ほどの利息は手に入れられそうだなと思っています。
これまでの応募案件の全ては以下のようになっています
また、Fundsを運営するクラウドポート社は第三者割当増資によって約7億円の資金調達を実施したのでこれから案件数が増えそうです。
サービスの詳しい解説はこちらの記事でしているので知らない人は目を通してみてくださいね!
生き残りたければ現金を持て!
繰り返しになりますが、暴落はいつ来るか、どれだけの規模で来るか?は誰にもわかりません。
みんなが予想していない時に来るから不安になり売りが売りを呼ぶ展開がさらに暴落を加速させます。
特に最近は株式市場も為替市場もアルゴ取引の割合が増えているので、今までになかった値動きで意表をつかれることが多くなっています。
またレバレッジ取引を使って買いで入っている人が多い場合はあるラインまで下がるとロスカットになる人の強制売りによってさらに売りが加速する場合があります。
なので後から現金を足そうと思っていても予想以上に下げが早くて間に合わなかったという場合もあります。
これがあるので普段から十分に余裕を持った資金管理をしておく必要があります。
そう考えるとレバレッジ商品ばかりに資金を投じていて現金比率が1:9や2:8になっている人は暴落が来る前にポートフォリオの見直しをしておくことをおすすめします。
暴落が来てからでは身動きが取れなくなり、取れる選択肢も少なくなります。
お金を増やそうという思いが強過ぎてポジポジ病になっている人は思わぬところで足元を救われるので長く相場に生き残れるように少しスピードを落とすことを考えましょう(^o^)/
ここでも少し紹介しましたが、株式市場の暴落を尻目に価格を上げているのがビットコインです。私は資金をいくらかビットコインに逃がしています。
ビットコインは値動きが激しいので、金に投資しておくという選択肢もあるでしょう。そういう時に使いたいのが資金効率が良いノックアウト・オプションです。
値動きの違うものという意味ではユーロズロチのスイングトレードは面白い存在です。少し資金をこちらに割いておいてもいいでしょう。
わからないことがあれば遠慮なく聞いてくださいね!いただいた質問から私自身も学ぶことが多いので(^o^)/
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2020年は主にこんなツイートするよ(^o^)/
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— あっきん@投資家🍀元公務員 (@_akkin_nara) January 7, 2020