【比較】eMAXIS Slim米国株式とVOO。どっちを積立する?SBIバンガードS&P500と楽天VTIとも比べてみた。

米国株ETFへの投資を考えたあっきんがVOOという優良銘柄を見つけ、直接VOOを買わなくても最近でた投資信託で間接的に買うほうがお得なんじゃないか?という疑問を解決した記事です。
比較するのは、eMAXIS Slim米国株式とSBI・バンガード・S&P500です。S&P500に投資するなら国内ではこの2択です。
また、この比較をすると間違いなく楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)と比べてどっちが・・・と聞かれるので合わせてデータを整理しています。
\先に読んだほうが理解しやすい記事/
私は株式投資であれば米国株にしか投資をしません。
また、個別株ではなく、難しい知識がなくても投資できるETF(上場投資信託)への投資をメインに考えています。そうなるとまず考えるのが王道銘柄への投資です。
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上記記事で出てきた米国株に丸ごと投資できるVTIをより買いやすくしたのが2017年に登場した楽天VTIという投資信託です。
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[say name=”あっきん” img=”https://akilog.jp/wp/wp-content/uploads/2019/12/akkin-prof.png”]楽天VTIの方が税の繰延べ効果と楽天ポイント再投資による複利効果でVTIを積立するより良いという結果がでたのを踏まえ、今回の比較となりました。[/say]
eMAXIS Slim米国株式とは?
業界最低水準の運用コストを打ち出した商品で投信ブロガーが選ぶファンドのトップ3を独占したのがeMAXIX Slimシリーズです。
その中で米国株100%の商品がeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)です。
この商品は2018/7から運用開始したにも関わらず、1年先に出ている楽天VTIと同じ純資産であることから人気の高さをうかがえます
こういう優れた商品が証券会社のランキング上位にしっかりとランクインしているのをみるといい時代になったな〜と目を細めてしまいます(笑)
ネット証券で投資信託を買う人は店頭販売で買う人よりも少なからずリテラシーが高いように感じます。自分で調べて考えて投資するって大事ですね!
基本的な情報は表にまとめておきます
ベンチマーク指数 | S&P500指数 |
設定日 | 2018/7/3 |
なんといっても信託報酬が0.0968%というのが光り輝いています✨
SBI・バンガード・S&P500とは?
楽天VTI、eMAXIS Slimシリーズに対抗すべく、2019年9月にあのSBIグループが出してきたのがSBI・バンガード・S&P500です。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と何が違うのかと言えば、信託報酬です。こちらの方がわずかに安い0.0938%です。
ただ、両者の信託報酬の差0.003%というのは誤差の範囲です。
100万円投資したとして、1年で100万円×0.003%=30円の差です。はい。誤差ですね(笑)
基本的な情報は表にまとめておきます
ベンチマーク指数 | S&P500指数 |
設定日 | 2019/9/26 |
また、この商品はまだ運用開始から1年もしていないせいか、SBI証券では買えますが、楽天証券では取扱いがありません。
ある意味、SBIグループで顧客を囲いこむための商品かもしれませんね・・・。
【比較】eMAXIS Slim 米国株式とSBI・バンガード・S&P500
こちらの比較は簡単です。
信託報酬は0.003%とほぼ無いも同然の差です。参照しているのはどちらもS&P500指数なので同じ値動きになります。
となると購入と保有でもらえるポイントの還元率の差が比較ポイントとなってきます
これを見てわかるように楽天証券では購入時に楽天カード決済を利用することでもらえるポイントがあります。
そうなると楽天証券で買えて、このカード決済によるポイントの恩恵を受けられるeMAXIS Slim 米国株式の方がパフォーマンスが良くなります。
これを踏まえて、次は残る3つの比較を行います。
【総比較】VOOとeMAXIS Slim米国株式と楽天VTI
楽天VTIとVTIの比較ではポイント分と税の繰延べ効果によって長期で運用した場合は楽天VTIの方が良いパフォーマンスがでました。
また、VTIとVOOの比較により過去実績ではVOOの方がパフォーマンスが良いことも確認できています。
ということは、VOOよりもポイント分と税の繰延べ効果が効くeMAXIS Slim米国株式が一番良いパフォーマンスになりそうですね。
果たして結果はどうなったのでしょうか?
前提条件の整理
毎月3万円積立購入していく場合を想定しています。
積立開始日はVOOが誕生した翌月からで、VOOの価格データからeMAXIS Slim米国株式の基準価格を求めています。
また、同じ期間に楽天VTIを運用した場合の基準価格もVTIの価格データから求めています。
【結果と考察】積立3万円(10年)
約10年間、毎月3万円ずつ積立していくと積立額合計は345万円になります。
気になる結果ですが、予想どおりポイント再投資をしたeMAXIS Slim米国株式が最も評価額が大きく625万円になっています。
また、VOOよりも約10万円、楽天VTIよりも約23万円大きくなりました。
さて、ここまでの比較結果をみてどう思いましたか?
VOOは1株単位(約28,000円)でしか購入できないのに比べ、投資信託であるeMAXIS Slim米国株式や楽天VTIでは100円から購入でき、つみたてNISAの適用も受けることができます。
これらのメリットも踏まえると米国株ETFを直接買わなくてもいいというのが私の結論です。
あとは、大型株500銘柄に投資するeMAXIS Slim米国株式か中小型株にも満遍なく投資できる楽天VTIかの選択ですが、私はこの10年のパフォーマンス差から良い方を選択します。
つまり、eMAXIS Slim米国株式ですね。SBI・バンガード・S&P500でも差はないことが確認できているので良いと思います。
最後になりますが、両者は証券会社によって少し取扱い状況が違うので諸々まとめた一覧表で確認しておきます。
各商品の特徴をまとめた表
SBIバンガードは楽天証券では買えませんし、iDeCoに対応していません。
eMAXIS Slim米国株式はSBI証券のみ、楽天VTIは楽天証券のみでiDeCoに対応しています。
※2020/4/28時点でのあっきん調べ。
以上、あっきんによる少しマニアックな優良な米国株100%の投信比較でした!
楽天ポイントを上手に利用することで投資のハードルを下げることができるので楽天カードを利用していない人はこれを機に楽天経済圏へ

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