巷で人気のユーロズロチのスイングトレードを売りからじゃなくて買いから入るのってどう?って質問がきたのでちょっと検証してみました!
ユーロズロチが高いときに売っておけば下がったら為替差益が取れる。さらに売りだとスワップがプラスだから持っている期間におまけのスワップももらえる
でももっと突き詰めるとこのトレード戦略だと高いところまで戻ってこないとエントリーできないので手待ち期間ができ、お金を遊ばせておくことになります。
だったら下がってるときに買って上がったら決済したらえーやん!って発想ですよね。
目次
ユーロズロチを買いから入る戦略はどうか?
お二人の方から質問箱で質問をいただきました。そのまま載せておきます
ここで出てくるノックアウト・オプションというのは最近、あっきんとひろこが日経をメインにトレードしている目新しい仕組みです。
必要証拠金がいらないので少額でできることもあって利用者が増えています。

それでは、ここから買いから入るユーロズロチのトレード戦略について順を追って解説していきます。
ユーロズロチの買いスワップが少ないFX会社は?
頑張って調べてみました!
ユーロズロチが取引できるFX会社はIG証券、サクソバンク、ヒロセ通商があります。2019/1〜2019/10までの買いスワップデータを全て集計しました。
1万通貨あたり1日保有している場合に発生するスワップはこのようになりました
驚くことにユーロズロチの買いスワップが一番少ないのはIG証券なんです!売りスワップも一番高いのに驚きですね(^o^)/
これまで利用していたサクソバンクとの比較をこの記事でしているので参考までに載せておきます。

売りから入る方もIG証券なので買いから入るトレードも同じFX会社でできたら楽ちんですね!!
過去1年ユーロズロチを買いでトレードしていたら?マイナススワップは?
売りから入るトレードではユーロズロチが4.33まで上がったらエントリーして4.28で決済するというものでした。運用を始める前に過去1年でのパフォーマンスを以下の記事で検証しています

結論だけここでも再掲載しておくとこのようなイメージでした
わりと保有期間が短く平均すると20日間でした。保有してから早くに決済できて利益を手にすることができるのは良いことですね!
で、今回はこれと反対です。4.28で買って4.33で決済するという取引をします。保有期間も同じように数えてみました。2018/9〜2019/8までで5回取引が成立しています
こうして見ると4回目と5回目のエントリーにおいて保有期間が長くなっているのが売りから入る場合と違いますね。つまりマイナススワップでジワジワ削られる期間ですね💦
もう少し状況を見える化するために5回のトレードのマイナススワップと為替差益を表にまとめてみました
1年間ではトータルの利益が5万円という結果でした。注目すべきは5回目で146日保有しているとほぼほぼ1回分の利益がマイナススワップで飛んでいます。
イメージとしてこれぐらい長く保有するとこうなるということを頭に入れておけばよいのかなと思います!
ユーロズロチが下がった場合はいくらまで耐えられるのか?
ユーロズロチを買いで保有しているので下がった時にロスカットにならないように口座に十分な資金を入れておく必要があります。
売りの場合は20万円入金で1万通貨保有というルールにしていましたが、買いだとどうでしょうか?4.28で1万通貨買いを保有した場合で調べてみました
2002年以降の長期チャートを見ると保有価格の4.28から最安値の3.20まで0.98PLNの距離があります。
最安値を記録したときのズロチ円が約24円なのでこれを0.98にかけると含み損が出ます。答えは22万円でした。これとは別に保有するのに必要証拠金が4.8万円必要です。
ということで史上最安値に耐えるためには22万+5万=27万円の資金が口座に必要ということがわかりました。
あっきんはこのトレードをするのか?
ひろことも相談したのですが、結論としてはこのトレードはやりません。
どれだけリスクを負ってリターンを狙いにいくかによって判断が分かれるところだと思います。メリット・デメリットを整理してみます。
このトレードのメリット
一番のメリットはたくさんの利益が狙えることです。
買いの場合は必要資金が27万円、売りの場合は必要資金が20万円です。口座に27万円入れて4.28と4.33で行ったり来たりするとそれぞれでこれだけの利益がでました
買いによる利益は5.1万円、売りによる利益は6.4万円で合計すると11.5万円です。必要資金が27万円であることを踏まえると年利換算42%です。
凄まじいパフォーマンスであることは間違いないですね(笑)
しかも、売りも買いもIG証券で取引できるのも資金移動がいらないので楽ちんです。これもメリットと言えます。
このトレードのデメリット
確かに過去1年では買いで入ることで27万円を元手に5.1万円の利益を手にすることができたのですが、もし始めたタイミングが5回目のような時だったらどうします??
146日間含み損に耐えながら毎日マイナススワップで削られて為替差益として13,745円を得たものの、11,724円のマイナススワップでほとんど利益が飛びましたね。
約5ヶ月間資金を拘束した割にはほとんど利益を手にすることができなかったわけです。
また、もっと悲観的な見方をして2002年以降の長期チャートで見た場合に、最安値を目指すタイミングで保有したらどうでしょうか?
なんと、4年間も決済するまでに時間を要しました。しかもその間にしこたまマイナススワップで削られている可能性もあります。
でも、売りだけでトレードしていた場合は下がっていく相場ではポジションを持っていないので資金も拘束されていません。
また、過去チャートを見ても上がっていく時は戻ってくるまでにかかる時間もそんなに長くないんですよね。
あっきんの投資判断まとめ
投資においてどこまでの利益を狙いにいくかは人によって違います。私の場合は年間トータルで年利10%を達成できれば満足です。
そう考えると売りから入るトレードだけでも20万円を元本に1年間で6.4万円も過去に利益を出しているので十分な利回りです。
なのでこれ以上、資金が拘束されるリスクを負ってまでリターンを狙いにいく必要はないと考えました。
後は私の場合はメインの運用をトラリピにしているのできっちり資金を拘束していることもあり、なるべくお金が拘束されない運用をしたいという思いも働いています。
そういう意味ではもっと元本が少なくて利益を狙いにいける日経225のトレードの方が私には魅力に感じます。少ない資金でできるということは万が一無くなっても失う金額が少ないというメリットもありますし(^o^)/
波に乗れば短期間で資金を大きく増やすこともできるのでこれはこれで面白いなと感じます。
ということで、買いから入るユーロズロチのトレードについては運用としてはそんなに悪くないけど、そこまでしてリターンを狙いにいくのもちょっとな〜という思いから私はやらないという結論に至りました!
引き続き、売りから入るトレードでゆったりと運用をしていく予定です。次に4.33になった時はあっきん義父口座の1000万円も稼働します!

日経225はIG証券のノックアウト・オプションで取引する方が有利です。ひろこが手始めにやったところ50万円が100万円になったのでトレード記録をまとめています。

相場を見てトレードする裁量トレードとは対極的な位置にある運用がトラリピです。気付いたらそこそこ増えていたというところが忙しい人に選ばれる理由です。
例えば30万円で運用を始めるとどうなるか?はリアルな運用実績を見てもらうとイメージがわかります。

わからないことがあれば遠慮なく聞いてくださいね!いただいた質問から私自身も学ぶことが多いので(^o^)/
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2019年は主にこんなツイートするよ(^o^)/
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— あっきん@投資家*元公務員 (@_akkin_nara) 2019年1月1日