FXレバレッジ25倍は危険?ロスカットの計算から正しい理解をする。

FXレバレッジ25倍は危険?ロスカットの計算から正しい理解をする。

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FXレバレッジ25倍は危険?ロスカットの計算から正しい理解をする。

 

読者さんから良い質問をいただいたので記事にて回答しますね

 

「あっきんさんと同じようにスワップ狙いでセントラル短資FXで口座開設をしたのですが、レバレッジの変更はできますか?

セントラル短資FXはレバレッジ25倍で登録されていました。」

 

私はいただいた質問を見て、トルコリラ円の記事の中で「余裕を見てレバレッジ3倍で買っている。」と書いているので誤解を招いたのかな?と思いました。

おそらく質問者さんは「あっきんさんと同じようにレバレッジ3倍で買うためには25倍から3倍に変更しないと危険だ」と思ったのでしょう。

 

FXのレバレッジには2つの使われ方(意味)がある。

私もFXを始めた頃に混同したのでよくわかります。何気に使っているレバレッジって2つの使われ方があるんです。

まずは、よく使われる「レバレッジ」の事例を紹介しますね。

  1. FXの最大レバレッジは25倍です。
  2. ロスカットにならないようにレバレッジは余裕をみて2〜3倍で管理しましょう。

どちらもレバレッジという言葉でさりげなく言われるので混同するのもわかりますよね。それでは順に解説していきます。

 

FXの最大レバレッジは25倍ってどういうこと?

これはもはやFXの世界では常識です。イメージはこんな感じです。

FXの最大レバレッジ25倍

 

本来であれば今の為替レート(110円/ドル)の時に1,000ドルを購入しようと思うと11万円必要です。外貨定期の仕組みです。

でもFXの場合は購入額の25分の1の担保金=必要証拠金を口座に入れておけば取引が可能なんです。この場合だと110,000円÷25=4,400円ですね。

レバレッジと呼ばれるてこの原理を利用したもので、少ない資金でたくさんの外貨を買えるようになっています。

一昔前はこのレバレッジが各FX会社で自由に決めることができたので「最大200倍のレバレッジで買えます!」というFX会社もありました。

でも、今はFX業界全体の健全化を考えて最大レバレッジは25倍にしようというルールがあります。

で、ほとんどのFX会社では最初から購入時のレバレッジは25倍に設定(固定)されています。なので何倍と選ぶ必要はありません。

 

ロスカットにならないようにレバレッジを2〜3倍って?

ではもうひとつのレバレッジを解説しますね。せっかくなので先ほどの4,400円の必要証拠金で11万円相当のドルを買った場合で考えましょう。

例えば口座に5,000円を入金して1,000ドルを買ったとします。

ロスカットの計算

この時上がると思って110円/ドルで買ったもの、予想とは反対に下がるとどうなるでしょうか。結論から言うとロスカットになって109.4円/ドルの時に強制的に売られてしまいます。

1,000ドルの買いポジションを持っている場合は為替レートが1円/ドル動くと1,000円の値動きがあります。つまり、109円/ドルになれば1,000円の含み損を抱えてしまいます。

今、口座にあるお金の5,000円の内、4,400円は必要証拠金として1,000ドル買うのに使っています。残る余裕資金は600円です。

ということは600円分の損にしか耐えられないんです。これ以上の損が出るとFX会社から顧客に「お金が足りないので入金してください」と言われてしまいますよね。

でも、これって怖いですよね。相場は24時間いつ暴落するかわからないので。だからロスカットという制度で持ち金以上に損をしないように顧客の財産を保護しているんです。

つまり、この場合だと110円ー0.6円=109.4円でロスカットになります。

どうですか?これでロスカットは完全に理解できましたね?

 

ではロスカットにならないように安心して取引するにはどうしたら良いでしょうか?答えはかんたんですよね。

十分な余裕資金を口座に入れておけばいいんです!

例えば外貨定期のように購入するドルと同じだけの円を口座に入れている状態だとどれだけロスカットに対して余裕があるでしょうか?

先ほどと同じように110円/ドルの時に1,000ドル(11万円相当)買いました。口座にも11万円入金しています。

実効レバレッジ1倍

この場合だと、なんと米ドル円の為替レートが4.4円にならないとロスカットになりません!米ドル円の市場最安値が75円なのでとんでもなく余裕がありますね。

ちなみに、この時のレバレッジを実効レバレッジ1倍であるも言います。購入額=口座残高の状態です。

ではもう少し実効レバレッジを上げてみますね。ロスカットはいくらの時か計算してみました。

 

実効レバレッジ3倍

このようになりました。一番下の実効レバレッジ倍(購入額11万円=口座残高3.6万円×)の時のロスカットレートは78.4円/ドルです。

ほぼ史上最安値と同じですね。このレベルの余裕を見て運用をしておけば安心して眠れるレベルだと思っておきましょう。

実際に私はこれまで11年の運用を続けてこれたのも常にロスカットレートを75円以下に抑えてきたからです。

ということで、ロスカットにならないようにするには実効レバレッジ2〜3倍が妥当であるということがわかりましたよね!

これでレバレッジの2つの使われ方(意味)の解説を終わります。

 

FXレバレッジ25倍は危険ではない。ロスカットの計算をしてみよう。

ここまでに解説した中身が理解できていればFXはレバレッジ25倍で購入した方が危険ではないことがわかります。

それでは、先ほどの実効レバレッジ3倍の口座に3.6万円入金している場合で比較してみましょう。

 

購入時のレバレッジの違い

 

上は購入時のレバレッジが通常の25倍で、下が購入時のレバレッジを5倍にして買った場合です。下のレバレッジ5倍で買う方がたくさん必要証拠金がいりますね。

すると、口座残高に占める余裕資金が少なくなりますよね。ということはロスカットになるレートも高く96円/ドルと高くなってしまいますね。

上のようにレバレッジ25倍で買う方が余裕資金をたくさん残せるので危険では無いですよね。完全に論破できましたね(^o^)/

 

FXのレバレッジのややこしい使われ方のまとめ。

どうでしたか?いつもより数字がたくさん出てきたので少し疲れましたかね?でもここを理解しておかないと思わぬ落とし穴にはまるので繰り返し読んでください。

今回の話をざっくりまとめるとこんな感じです。

  • ほとんどのFX会社は購入時のレバレッジは25倍で固定
  • ロスカットにならないためには実効レバレッジ2〜3倍が経験上妥当なライン
  • 購入時のレバレッジは25倍で買う方が余裕資金が多く残る
  • 余裕資金がたくさんある方がロスカットされにくいので安全(危険ではない)

 

これでFXの2大関門。「レバレッジ」と「ロスカット」の意味と計算方法が完全に理解できました。

ちなみに、私は実効レバレッジが3倍になるように余裕資金を計算しているのではありません。

それよりは、◯◯円までの下落を想定しておけばロスカットにならないだろう  だったら余裕資金はいくら必要か?というものの見方をしています

こちらの方がより具体的でリスク管理がしやすいですよね。