【保存版】大学の学費をインデックスで積立。18歳でいくら貯まる?

こんにちは!ひろこです。
投資をする目的のひとつに将来の大きな支出に備えることが挙げられます。
将来子供が大学に進学するときの足しになればと思い、貯金や学資保険とは別に投資で増やせたら?と考えているご家庭もあるでしょう。
そんな議論をするのにひとつの目安があればと思い、FPひろこが公開されているデータを整理してみました!
インデックス投資って何?
インデックス投資は、日経平均やTOPIX、S&P500、ダウ平均のような株価指数(インデックス)と同じ値動きを目指す投資方法のことです。
例えば、日経平均が5%上昇したら、自分の資産も同じく5%上昇するような投資方法です。
何を買うかと言うとインデックスと同じ値動きをするように設計された投資信託やETFを買うことになります。
今回データをまとめるのに際し、広く知られていて長期的なデータがある商品を選びました。簡単ですが、商品の紹介をします。
MSCI ACWI ex Japan
これ1本で新興国を含む世界全体の株式(日本を除く)に投資できるETFです。
このブログで紹介しているつみたてNISAおすすめ銘柄で紹介されている「eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)」がベンチマークにしているETFです。
どの国にどれだけ投資しているかがわかる国別の内訳は以下のようになっています。
約59%が米国で英国に5.6%、中国に4.0%・・・となっています。日本は含まれていません。
MSCI ACWI
これ1本で新興国を含む世界全体の株式に投資できるETFです。
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」がベンチマークにしています。上記に日本を追加したとも言えます。
約54%が米国で日本に7.5%、英国に5.1%・・・となっています。
日経平均株価
日経平均株価は、東京証券取引所の一部に上場されるものの内、日本国内を代表する225社の株価指数のことを言います。
トヨタ自動車や日産自動車、パナソニック、NTT、KDDI、ソフトバンクなど皆さんが一度は聞いたことがある有名な大企業はほとんど入っています。
大学の学費はいくら必要か?
結論から言うと、国公立であれば282万円、私立大学(文系)は387万円、私立大学(理系)は517万円ほど必要です。
これには下宿にかかる仕送りなどは含まれません。
子育てにかかる費用は一人あたり800万〜2,200万ほどと公立か私立かによって大きく違ってきます。
詳しい統計資料は以下の記事でまとめているので参考にしてみてください。
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積立でインデックス投資を18年間していたら。
ひとつの目安として子供が大学に入学するまでの期間、18年間、積立でインデックス投資をしていたらどれだけ増えたかをグラフにしました。
横軸は積立が終了した年月です。
全世界(日本除く)の株式
これによってわかったことは2005年〜2017年の調査対象全期間において投資元本を上回っていたということです。
[list class=”li-chevron”]
- 最大リターン:11.83%
- 最低リターン:0.30%
- 平均リターン:5.26%
[/list]
最大リターン11.83%を記録しているのは1989/6〜2007/5まで18年間積立てした場合でした。
反対に最低リターン0.30%を記録しているのは1991/3〜2009/2まで18年間積立てした場合でした。
この差はどうして生まれるかというと、安い時に買って売る時(積立開始から18年後)が高い時であればリターンは大きくなります。
積立投資なので毎月ただ買っていくだけなのでそこに判断は入りませんが。
ちなみに、最大リターン11.83%を記録したケースだと毎月1万円ずつ買った場合の投資額が216万で売却後の価格が676万になっている計算です。
また、グラフ上の全157回のケースでどれだけ資産が増えたかを場合分けすると以下のようになりました。
[list class=”li-chevron”]
- 〜1倍 0回 0%
- 1倍〜2倍 84回 53%
- 2倍〜3倍 70回 44%
- 3倍〜 3回 1%
[/list]
これからわかることは157回のケースのうち、約45%の場合で投資額が2倍以上になったということです。
また、全ケースの平均利回りは5.26%であることもひとつの目安となるでしょう。
ざっくりまとめると18年間世界の株式(日本除く)に積立投資していると利回り5%ぐらいで資産が増えたということですね!
日経平均株価
参考までに日経平均株価に積立投資した場合もデータとして載せておきます。
※こちらのデータは配当込みのものが無かったので配当は含んでいません。
[list class=”li-chevron”]
- 最大リターン: 5.20%
- 最低リターン:-2.70%
- 平均リターン: 0.62%
[/list]
なんとも散々な結果ですね。日本株がいかに低迷期を送っているかがわかりますね。
フォローしておくとこれは大企業の株価なので中小型株では成長しているものもあります。
このような結果の日本株を足し込んだ全世界株式への投資は当然のことながら日本を含まない場合に比べパフォーマンスが落ちます。
全世界の株式
[list class=”li-chevron”]
- 最大リターン: 9.35%
- 最低リターン:-0.28%
- 平均リターン: 4.41%
[/list]
大学の学費を投資で貯めるべきか?
あくまでも過去データですが、全157ケースのうち、45%で投資額216万が2倍以上になっていたという結果でした。
※216万は毎月1万を18年間積立た金額
2倍に増えたとすると私立大学(文系)の学費387万に相当する金額です。
楽観的に考えるとこれだけ増えるなら貯金なんかしなくても全部積立投資でも良いのでは?と思うかもしれません。
ただ、積立投資の欠点は売り時に大きく左右されるということです。
お子様が18歳になって学費が必要になる頃に世界経済が大きく冷え込んでいて株価が下がっていれば評価額も大きく下がってきます。
過去データでは最低利回りが0.30%のケースもあったのがその場合です。
2倍に増えること前提で電卓をはじいていると運が悪ければ必要額を確保できないという事態になりかねません。
ということは、やはり貯金と投資とバランスを取りながら貯めていくのが良さそうですね。
また、一言で投資と言ってもここで紹介したのはインデックス投資と一般的なものです。より高い利回りのものがあれば投資額も少なくて済むのも事実です。
ここらあたりはどれだけのリスクを負ってリターンをとりにいくのか?が関係するので個々人の判断が分かれるところですね!
そのあたりも今後記事にて触れていきたいと思います!
ここで紹介したインデックス投資は株式オンリーでしたが、債券や金などに自動積立で投資できるロボアドバイザーも選択肢としてはあります。
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とてもざっくりですが、年利10%を狙ってまとまったお金を今から運用するならこんなやり方もあります。かなり独自色の強いポートフォリオですが(笑)
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つみたてNISAと言えども投資である以上は一時的に含み損を抱えることもあります。制度が始まった1年目は厳しい結果になりましたね。
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私、ひろこはFPであり銀行員時代にたくさんのお金持ちの人の投資を身近に見てきたことが強みとしてあります。
その経験を活かして人生設計を考える上での投資と貯金のバランスなんかも考えていきたいと思っています。
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— ひろこ@投資家(元銀行員) (@hiroko_akilog) 2019年2月25日