証券口座で0歳から運用を始めるには?ジュニアNISAは使った方が良い?

こんにちは。ひろこです!
わが家では2018年から子供のお年玉を使って米国株を買っています。
現金で貯めておいても増えないので積極的に運用して増やしていこうという作戦です。
早くから始めるほど積立期間を長く取れるのでより増えていく確率も上がりますよね!気になる子供たちの運用状況はこちらに。
[card2 id=”15451″]
また、これとは別に子供の運用口座ってどんな選択肢があるの?という質問もいただいているのでちょっとまとめてみました。
結論から言うと普通に大人と同じようにネット証券で口座開設をして株式や投信を子供名義で買うことができます。
子供の未成年口座はどこで作れるの?
証券会社では0歳から未成年口座を作ることができます。知ってました?
ただし、未成年口座の開設には、親がその証券会社に口座を保有しているのが条件になりますので、ご自分の口座のある証券会社に作るか、新たに同時に作成するなどの手続きが必要となります。
ちなみに、未成年口座では、投資信託や個別株などの購入ができますが、FXや信用取引はできません。
ジュニアNISAとは。

ジュニアNISAの利用イメージ【金融庁】
ジュニアNISAは子どもの将来に向けた資産形成をサポートする非課税制度のことで、0~19歳の未成年者が対象です。
メリットは年間80万円まで非課税枠が使えること。
投資信託の分配金や株式・投資信託の売却益にかかる税金約20%が非課税になります。上限は80万円です。
また、非課税期間は最長5年間で、この制度は2023年で終了してしまうため、2019年からスタートしないと5年間の投資ができません。
例えば小学1年生の子供の名義で投信を毎年買ってずっと売らずに持っている場合でも、5年の非課税期間終了後は継続管理勘定に移す(ロールオーバー)することで20歳まで非課税期間を延長できます。
ただし、ロールオーバーした後に売却して新たに商品を買った場合は非課税にはなりません。あくまでも長期投資が前提なのでしょうね!
繰り返しになりますが、このジュニアNISAの制度が使えるのは2023年までなので2019年から始めれば5年間使えますが、その後は1年ずつ有効期間が短くなります。
ジュニアNISAのデメリット「18歳まで払い出し不可!」
高校3年生の12月まで非課税での払い出しができないことがこのジュニアNISAの最大のデメリットです。
例えば積立で5年間投信を買ってその後数年間保有していて子供が高校1年生のときに世界の株価が上がって売却益もかなり出ている。
このような場合に売却して現金を引き出そうと思っても子供が18歳になっていないので引き出せないということです。
もちろん売却することは可能ですし、非課税枠も適用されます。引き出しができないということです。
ジュニアNISAで購入可能な商品は?
ジュニアNISAで購入が認められている投資商品は、証券口座を作った証券会社によって違います。
わが家がメインで使っているSBI証券、楽天証券は、ジュニアNISAの分野でも、手数料や商品ラインナップで群を抜いています。
両社のジュニアNISAで投資ができる商品を比較してみました。
IPO(新規公開買付)や海外ETFや外国の個別株に直接投資して教育資金を準備したいなら「SBI証券」ですね。
なお、両社とも、わが家がつみたてNISAで毎月購入している以下の5つの投資信託の取扱いがあります。
[list class=”li-chevron”]
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- ひふみプラス
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
[/list]
ちなみに、私がおすすめするつみたてNISAの銘柄についてはこちらの記事で解説しています。今のところ想定どおりのパフォーマンスです。
[card2 id=”21055″]
ジュニアNISAの制度まとめ。
ここまで確認した内容をまとめるとこのようなイメージです。
ジュニアNISAの制度は2023年までとなっていますが、つみたてNISAも順調に利用者が増えている中で需要は高まってきているので延長されると良いですね!
2018年から始まったつみたてNISAと比べると以下のような違いがあります。
つみたてNISAは2037年まで使えるので非課税枠の上限が40万と少ないですが、長期積立投資にはもってこいの制度だと言えますね。
つみたてNISAとジュニアNISAの使い分けはどうしたら?
わが家ではあっきんと話し合った結果、以下のような使い分けが良いのではと考えています。
ジュニアNISAは将来子供が20歳になったときにお年玉など子供が受け取ったお金を増やして渡すのに使う。
この際に増やすには金融商品を買う必要があり、20歳のタイミングで相場が悪ければ現金化せずとも投信なら投信のまま渡せるメリットがジュニアNISAにあります。
また教育資金など将来子供のために親が払うお金はつみたてNISAの非課税枠を使って貯めながら増やすのが良いのではないでしょうか。
また、わが家ではジュニアNISAを使わずにPayPay証券で直接株を買っていますが、これは増やすことも意識していますが、株式投資を身近に感じるという目的も持たせています。
ただ、直接株式を買っているので投信で世界の株式を買うよりも少しだけリスク・リターンは高めかなとも思います。
そもそもの投資金額が小さいのでその差がどれだけかと言うとさほど差はないとは思いますが(^_^;)
以上、「ジュニアNISAについて」でした!
◆大手ネット証券口座開設リンク
・楽天証券
教育資金の貯め方について安易に学資保険を選ぶということはおすすめしていません。どれだけ増えるかの数字を見ると考えが変わると思います!
[card2 id=”26388″]
つみたてNISAで教育資金を貯めるときには現金との配分も考えておく必要があります。必要なタイミングで増えているとは限らないので。
[card2 id=”26302″]
あっきん(@_akkin_nara)とは別でひろこの質問箱も設置しました!
あっきんは主にお金を増やす方法を発信してるけど、私はFPなのでお金とどう付き合っていくか?がテーマ。
生涯お金に困らないライフプランニングを目指して為になる情報発信がんばります(^o^)/
— ひろこ@投資家(元銀行員) (@hiroko_akilog) 2019年2月25日