いや〜派手にやってしまいました・・・。原油損切りしました・・・。
541,818円の損失!!
あかーーーん💦原油どんどん下がってくやん。てか持越したときの手数料がきつ過ぎる。
損切りして541,818円の損失なり〜。今頃かよって笑われるけどWTI原油との価格乖離がトレードするうえでめちゃ不利なのがようやく実感としてわかった。
誰かの役に立つかもしれへんからブログで詳細解説する。 pic.twitter.com/TPj0bFocUM
— あっきん@投資家🍀元公務員 (@_akkin_nara) April 17, 2020
下がることは確かに怖いのですが、それはエントリーポイントが悪いだけなので今回のお話の本筋ではありません。
ここで伝えたいのは原油CFDの取引にはとてつもないコストがかかり、場合によっては安値で買えたとしても売却時の利益を全て吹っ飛ばすかもしれないということです!!
この記事を読んで、原油暴落で千載一遇のチャンスを逃したくない!って思って原油の魔の手にハマる人が減れば幸いです。
なお、詳しい運用履歴は別記事で整理しています。

原油CFDの保有コストを調べてみた。
私が利用しているのはノックアウト・オプションで有名なIG証券です。
原油CFDを取引するにはWTI原油先物($10)という銘柄を選択するのですが、期限なしと期限ありが存在します
期限なしは毎日コストが引かれて、期限ありはコストが口座から引かれない代わりに原油価格に反映されています(カスタマーで電話確認済)
同じタイミングで1ロット保有したとして1ヶ月後の価格差を調べてみました。この下落幅の差がそのままコストだと考えることができます
驚いたのですが、1ヶ月保有していただけでコストが価格に反映されている下段の方は943ポイントも下がっています。その差なんと652.4ポイント!!
※WTI原油先物($10)を1ロット保有していて100ポイント下がると1,000ドル(約11万円)の損失です。
つまり、コストは6,524ドル(約73万円)ということになります!
これだけだとちょっと状況がわかりづらいので長期で保有した場合にどれだけこのコストが効いてくるかを見える化してみました。
原油CFDを長期で買い持ちしてはいけない。
4/17の終値で1ロット買います。その後、原油価格が上昇に転じ、2020年年始の価格付近まで戻った場合で利益とコストを計算してみました
保有してから5.5ヶ月後の10/1に上図のように6,000ポイントまで上がっていたとしても利益の35,350ドル(388万円)は保有コストで相殺されます・・🔥
この結果、とてつもなく恐ろしいですよね!?これだけの上昇を約半年でしても利益がでない取引ってことです💦
あくまでも1ヶ月の保有コストから単純計算しただけですが・・・。コストがいかにバカ高いかのオーダーは掴めますよね。
ということで原油CFDを長期買い持ちしてはいけないということがわかりましたね。
なぜ原油先物取引はコストが高いのか?
原油先物取引のコストがなぜ高いのかよくよく調べてみました。
限月、期先、コンタンゴ・・・商品先物特有の用語ばかりが並べられていてわかりにくかったです・・・💦要するにこういうことです
- FXや株式と違って原油などの商品は保管コストがかかる
- 原油の保管コストは貯蔵タンクやパイプラインなど大掛かりな設備にかかる費用
- 原油先物価格にはこの保管コストが反映されている
一人の力で日経平均を動かせる男こと、cisさんも原油についてツイートで触れています。
保管コストによって価格が減価するから今だと来月26%上がってトントンってことです
原油系ETFで勝負してる人が最近増えてるけど、原油価格で勝負出来るわけじゃないので注意
原油を原資産とした連動商品は先物の期先と期近の価格差を減価した価値になるのよー
わかんねー!って人はNYMEXって取引所で売買されてる原油先物の値段との勝負になるってこと!
今だと来月26%上がってチャラ— cis@株 先物 FX 仮想通貨 リネレボ (@cissan_9984) April 17, 2020
参照にしている先物が同じなので原油CFDでも原油ETFでも不利な取引にならざるを得ないということですね・・・。
原油に投資するより、石油メジャー株でいいんじゃないかな。
恐らくこの記事を読んでる人は原油の異常なまでの安値を掴んで将来価格が戻ったときに利益を得たいと思う人でしょう。
でも原油CFDや原油ETFは減価していくので取引するには厄介であることがこの記事でわかったと思います。
それならいっそのこと石油価格と似た動きをしている石油メジャーの株を買ってはどうでしょうか?私はこの2社を保有しようかと考えています。
- ロイヤル・ダッチ・シェル(英オランダ)【RDS.B】
- エクソンモービル(米)【XOM】
4/17時点での2社の株価とWTI原油価格を並べてみました。2020年の年始価格と比べるとどちらも値下がり率ではほぼ同じです
並べてみるとWTI原油価格が年始からすでに70%も価格を下げていることに驚きですね(笑)
ちなみに、最新の配当利回りを調べたところ、ロイヤル・ダッチ・シェルは10.92%、エクソンモービルは8.05%でした。
※リンク先はブルームバーグのマーケット情報
コロナウイルスの影響で経済活動が世界的に急ブレーキがかかった状態です。これを受けて原油需要が大幅に減っていて、さらなる減産が必要な状態です。
まだまだ先行きは不透明ですが、石油需要が戻らないということは考えられないのでこの機会を活かしたいと考えています。
引き続き石油関連の情報は収集し、ツイッターなどでもマメに発信していきますね!
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原油価格の暴落もあって為替と仮想通貨をメインに取引してきたあっきんは米国株投資も始めることにしました。理由はここで語っています。

株式市場が暴落から半値ほど戻しましたが、V字回復するとは限りません。だからこそ上下に動くほど利益がでるトラリピで資産をほったらかしで増やしていきます。
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— あっきん@投資家🍀元公務員 (@_akkin_nara) January 7, 2020