投資信託販売員はファンド選びで月次レポートのココを見る!

投資信託販売員はファンド選びで月次レポートのココを見る!

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投資信託販売員はファンド選びで月次レポートのココを見る!

投資目的がはっきりとし、何に投資しているファンドを購入するかを決めたら、次は実際にファンドを選んでいきましょう。

ファンドを選ぶ時に参考にして欲しいのはパンフレットよりも『月次レポート』です。

ここにはファンドの内容や運用成績、分配金の情報などが詳しく掲載されています。

毎月投信会社から公開されますので、一度確認して見るようにしましょう。

 

さて、それでは早速投資信託の販売を10年以上行ってきた私が絶対に見るポイントを解説していきますね!

同じような分野へ投資しているファンドはたくさんあります。どこを比較してどのファンドを購入するかを決めれば良いのでしょうか?

月次レポートでまず見るべきポイントは5つ!

私はまず、以下の4つのポイントを見ます。

  1. 設定日
  2. 純資産
  3. 騰落率
  4. 投資対象銘柄
  5. 分配金
 

それではこれから順に解説していきますね!

ファンドの設定日

設定日とはそのファンドの運用が始まった時です。あまりにも最近だと、しっかりとした運用実績がありません。設定されてからある程度実績を積んだファンドの方が安心ですね。

長いものであれば15年以上長いものもあります。しかし短いものが悪いというわけではありません!

最近はやりの分野へ投資しているファンドは設定も最近のものが多くあります。

例えば、ロボット関連銘柄やAI(人工知能)関連銘柄に投資しているようなファンドはまだまだ新しいものばかりです。

当たり前ですが、最近発展してきている分野なのでそんな昔にはファンドとして存在していませんでした。

なので、新しいこれからの分野に特化したファンドを選択する場合は設定日を気にする必要はありませんね。

 

ファンドの純資産

純資産とはそのファンド全体の資産残高のことです。投資信託はみなさんから集めた資金で投資対象になっている株や債券等に投資していきます。

ファンド全体で一体いくらの評価額であるかを表しているのが純資産です。純資産が増えたり減ったりする要因は、たくさんの人がそのファンドを購入した場合、資金が流入し資産残高が増えます。

逆にたくさんの人がそのファンドを解約したら、ファンドから資金が流出し資産残高は減ってしまいます。

それ以外にも投資している債券や株式が値上がりすれば純資産の評価額も増えます。

逆に値下がりしたら純資産の評価額も減ってしまいますね。

 

また、純資産が増えているのは単純にたくさんの人がそのファンドを購入しているからだけとは限りません

例えば、相場が下がっているのに、純資産が増えているファンドがあるとします。どのようなことが言えるかわかりますか?

これは基準価額が下落しているので『今が安い!』と思ってたくさんの人がそのファンドを購入しているからと考えることができますね。

 

では実際のファンドの純資産額とはどれくらいなのでしょうか?

純資産は100兆円以上のファンドもあれば3億円程度のファンドもあります。多ければ多い方が良いという訳ではありません。

あまりに少なすぎなければ良いと私は考えています。大体30億円以上あれば安心できるかと思います。

運用するのにもある程度の資金力が必要です。あまりに少なすぎると運用に支障が出てきてしまいますので、いくらそのファンド気に入ったとしても購入は控えた方が良いと思います。

ただ、今は少なくても純資産が右肩上がりに増えてきているのであれば、それほど心配する必要はないです。

 

ファンドの騰落率

騰落率とはそのファンドの過去の運用成績を数値化したものです。大体のファンドは3か月、6か月、1年、5年、設定来と期間を決めて騰落率を表示しています。

これはこの月次レポートに記載されている決算日を基準に、過去3か月前、6か月前とさかのぼって、その時の基準価額と比較して運用成績がどうであったかをパーセントで記載しています。

ここで注意してもらいたいのが、騰落率とは毎月分配金を受け取るファンドの場合は受け取った分配金も含めてどれくら増えていたか、減っていたかを記載してあります

単純に3か月前や6か月前の基準価額と比較しているわけではありませんので注意してくださいね。

 

ファンドの投資対象銘柄

投資対象銘柄とは実際にそのファンドが投資している銘柄の上位が記載されています。同じようなファンドならここを見比べてみて下さい。

例えば日経平均株価に連動するようなファンドであれば、投資対象銘柄はほとんど同じような銘柄に投資していることがわかります。

知っている企業が意外とたくさんあれば親しみも湧いて、安心できるかもしれませんね。

 

ファンドの分配金

毎月分配型のファンドであれば、過去の分配金の状況が記載されています。最初は少なめに出していた分配金も運用が安定してくると引上げられている場合が多いと思います。

相場状況が悪くなると引き下げになっている場合もあります。直近で分配金が下がっているのか、しばらく継続して分配金が支払われているのかを確認してください。

また分配金の金額は10,000口に対して支払われている分配金額が記載されていますので注意してください。

 

他にも世界に投資しているファンドであれば通貨の分散割合や投資対象国の割合等も記載されています。

この月次レポートを見るとファンドの内容がしっかりとわかりますので、パンフレットと併せて見るようにしてくださいね。

 

次の記事 ➡ 【実例解説!】投信の月次レポートを実際に見てみよう!