【20歳の大学生からの質問】投資をしたいのですが何から始めたらいいですか?

どこから見つけてくれたのか、最近は20代や大学生からも質問をいただくようになりました。
気分はまだ20代なのですが、なんやかんやで37歳、今年で38歳になります。長男がもう小学4年生なのにはさらに驚きを隠せません(笑)
そんな私が投資を始めたのは20歳の大学生の時です。それから17年。この間に投資環境がかなり整備されたのでそのことも踏まえつつ、考えてみました。
いただいた質問
20歳で株式投資を始めたものの・・・
私は20歳のときに図書館で見つけた本をきっかけにアルバイトで貯めた30万円ほどのお金で株式投資をしました。
バイト先の飲食店の店長の給与を見せてもらったときにお金を稼ぐことの大変さを感じるとともに、数年後に社会人になった時に給与以外の収入のポケットがあればと思ったんです。
なぜ株式かというと当時の私には日本株を売ったり買ったりするようなこと=投資というぐらいしか情報が入ってこなかったからです。
当時はツイッターやインスタなどもなく大学生が気軽に投資の情報にアクセスできる環境がありませんでした。本ぐらいですね。
それにつみたてNISAのような国の税制優遇制度もありませんでした。
そんな環境なので全くの素人が日本株を雰囲気で売買してもお金って増えないんですよね。時間とお金を消費しただけで終わってしまいました・・。
そもそも大学生の投資余力はどれぐらい?
投資をするには元手が必要です。
ちょっとツイッターのアンケートで聞いてみました
続いて20歳の月々の収入。大学2年か3年の頃。17年前の自分はその頃バイトしまくってたから平均10万ぐらいあったかなー😄#拡散希望
— あっきん@投資家🍀元公務員 (@_akkin_nara) July 5, 2020
結果は預貯金は10万未満という人が多かったです。ちょっと意外だったのですが、お年玉とかでもらったお金はどこにいったのでしょうか??
また、月々のバイト代は5万円以上という人が多かったです。
アンケートしてから気づいたのですが、下宿か実家かによって自由に使えるお金って随分違いますよね(笑)
多い少ないは別にして、みんなはこれぐらいのお財布事情というのがわかったので貴重なデータとして残しておきたいと思います。
昔20歳だった人からのメッセージ
インスタの質問機能を使って聞いてみました。
短時間で100人以上の人から回答をもらったのですが、多すぎて載せきれないのでほんの一部ここで紹介させてもらいますね!
寄せられた回答の一部
少額でいいからインデックス積立投資。というのが総論ですね。もう少し見てみましょう!
美容代や風俗代あるなら投資に1万円でも回せ(笑)
一気に稼ごうとするな。響きますね。ちなみにつみたてNISAは一気に稼ぐような投資ではありません。
知っておきたい!つみたてNISAが誕生した背景。
つみたてNISAという制度は2018年1月から始まった新しい制度で、運用益や配当金にかかる20.315%の税金がゼロになります。
なぜ国がこれだけの税制優遇制度を作ってまで個人に投資を促しているのでしょうか?考えてみるとこれって「自分のお金は自分で増やしてね」ってことですよね。
わかりやすいところでいうと、年金が減っているという問題があります。
原因は社会で習ったとおり、高齢化が進んでいるからです。働く人は減るけど年金をもらう人(おじいちゃんおばあちゃん)が増えていくからです。
今のおじいちゃんおばあちゃんがもらっている年金は今の時代に現役世代として働いている私たちが負担しているのでまー大変です💦
急に働く世代が増えるわけもないので年金を減らしつつ、定年を伸ばしつつやりくりしているのが現状です。なんだか暗いですね。
だからこそ国からもらえるお金を頼りにするのではなく、自分が生きていくために必要なお金は自分で工面してね!ってことです。
ではそのためにどうやってお金を増やしたらいいでしょうか?高収入の会社に就職する?起業して社長になる?もちろんそれもひとつの手です。
一部の優秀な人はできますが、みんなができることではありませんね。
でもお金を増やすのはお給料のような労働収入だけに頼る必要はありません。投資による利益でもいいのです。
例えば米国の場合はお給料(勤労所得)と運用益(財産所得)の比は、3:1です。一方の日本はというと8:1です
でも回りに投資をしている人なんていないし、やったこともないからちょっとな〜って思いますよね。
でも日本にいると投資をしていないのが当たり前ですが、諸外国を見渡すと投資をしていることが当たり前なのです。だから家計の金融資産は増えていきます
20年ほどの期間で見ると米国は運用リターンによって家計の金融資産が2.32倍になっています。英国は1.63倍、日本は1.15倍です。
こういう資料を見ると働いても働いても豊かにならないと嘆く日本の勤勉なサラリーマンに足りていない部分が見えてきますよね。
つみたてNISAでお金は増えるのか?
投資っていうと売ったり買ったりを繰り返すイメージを持つかもしれませんがそうではありません。
投資信託と呼ばれる株式や債券のパッケージ商品を毎月自動で一定金額、買付けしていくだけです。
金融庁が公開している資料に過去20年間にわたり世界の株式や債券に長期の積立・分散投資を行った場合にどれだけお金が増えたかの実積が出ています
参考:つみたてNISAについて
20年間続けると100万年が185万円〜321万円になっていたという結果です。年率2%〜8%のプラス成果に収まっています。
反対に5年の積立期間では72万円に減ったケースもあったということです。
株式市場はだいたい10年に1回ぐらいは30%ほど下落する大きな暴落相場が来ますが、そういう時も積立を続けることで結果的に安く買えるので後から利益が出てきます。
ではここからつみたてNISAをどうやって始めるか?に話を進めていきます。
つみたてNISAの制度の概要と始め方。
つみたてNISAの制度は以下のとおりです。
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- 非課税期間は最長20年
- 非課税投資上限額は毎年40万円
- 買付方法は定期的に継続したもの(積立)に限定
- 対象商品は一定の要件を満たす投資信託等
- 月々の最低投資額100円
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また、年齢要件ですが現状はつみたてNISAを利用する年の1月1日に20歳以上であることが条件です。ただし、2022年4月の成年年齢引下げに合わせて、18歳以上に引下げられます。
つみたてNISAの始め方
①証券口座の申込みとつみたてNISAの申込みを同時にできます。おすすめの楽天証券だとこんな感じの画面です
②投資できる金額を決めます。
毎月同じ金額を買っていくので無理のない範囲で始めましょう。後から変更することも可能なので1,000円とかでもいいでしょう。
③支払いは楽天カード決済がおすすめです。
楽天経済圏という言葉を知っているかはアレですが、楽天は楽天市場や楽天ペイや楽天モバイルなど楽天のサービスを利用すればするほど楽天ポイントが貯まります。
楽天証券なら楽天カードで投信を買うことで100円につき1ポイントが貯まります。貯まったポイントで投信を買うこともできます!
以下は2021年6月分の楽天証券での積立予定のメールの抜粋です。楽天ポイント8,366円分を先取りして残る21,634円分を楽天カード決済しています
毎月忘れずに届く楽天証券からの積立予定のお知らせ。ポイント付くから楽天カード決済にしてて、貯まった楽天ポイントでも投信買えるからポイント分は先取りで買ってくれる。
投資の入り口としてつみたてNISAは息をするように現金→金融資産にカタチを変えてくれるから万人にオススメ😊 pic.twitter.com/P5nEsmYufc
— あっきん@投資家🍀元公務員 (@_akkin_nara) May 15, 2021
④最後に毎月積立していく銘柄を選びます。
あっきんのおすすめは米国株に幅広く投資できる銘柄です。多くの人が買っている商品でもあります。
楽天証券で20代の人に選ばれている商品を調べたところ、ばっちりあっきんおすすめ銘柄が1位と2位にランクインしています
1位のeMAXISSlim米国株式(S&P500)は2位の楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)より後に出てきた商品なので少し手数料が安くなっています。
どちらも大差はないので好きな方でいいです。
2位の楽天VTIはこのブログで運用パフォーマンスを比較検証していくのに選んでいるものですでに20ヶ月実際に運用した結果があります。
つみたてNISAに実際に投資した結果
詳しくは別記事で紹介していますが2020/7/7現在で毎月3万円つみたてNISAに投資して20ヶ月(合計60万円積立)経過した実積があります
トータルで60万円が636,135円になっていて36,135円のプラスが出ているということです。赤枠で囲ったのがおすすめの楽天VTIです。
画面の見方はこんな感じです
2021/5/15追記。開始から30ヶ月経過した口座状況を載せておきます
30ヶ月経過し、投資額90万円に対し資産は115万円に増えています。含み益が25万円となっています。株高の恩恵を受けてしっかりと資産が増えていますね!
以下の記事で銘柄の解説や毎月の全実績をスクショしてあるのでこんな感じで増えていくのかーとイメージがわくと思います
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最後に。あっきんからのメッセージ。
インスタで集めた先輩投資家たちが口を揃えて少額でいいからまずはつみたてNISAで投資を始めよう!と言っていましたね。
それだけ投資というのは早く始めた方が得だからです。
早く始めた方が積立期間を長く取れるので無理をしなくても投資額が大きくなり、結果的に増える金額も大きくなるからです。
投資の優れているところは、増えたお金をさらに投資に回すことで雪だるま式にお金が増える点です。その恩恵は金額が大きいほど受けられます。
それがみんな実感としてわかっているから早く始めたほうがいいというのです。
繰り返しになりますが、お金は労働収入だけではなく投資によって得ることも可能であり、別に悪いことではありません。
それが私たちが生きている資本主義の仕組みでもあるので。なので使わない手はありません。
そういう意味では20代にして投資を始めてみよう!と思ったあなたの将来は明るいです。まずは小さく始めてみましょう!
わからないことはLINE@やインスタのDM、質問箱などで聞いてくださいね
関連記事です。
私は自らの経験を通して早くからコツコツ積立で投資していくことの重要性を感じているので投資教育も兼ねて子供たちのお年玉も全額投資に回しています。
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つみたてNISAで毎月コツコツ資産を株式に預けていきながら、社会人になってまとまった資金を投資に回せる人はトラリピを始めるのもいいと思います。
株式の配当のように毎月少しずつでも現金残高が増えていくというのは心地よいものです。
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働かずしてお金を得たお金は汚い。汗水垂らして稼いだお金がきれいなお金という考えの人もたまにいます。でも私はそうは思いません。
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