どうもあっきんです!
どこまでも下げ続けるトルコリラは損切りをしてスワップ投資について見つめ直しました。
詳しくはこちらの記事で書いています。
トルコリラ急落。どこまで下がる?新興国通貨のジレンマを再考してみた。
そこで私が目をつけたのが米ドルです。バリバリの先進国通貨ですね!単純にこれを買っておくだけでスワップ貯まるんじゃないの?ってことです。
わざわざ下げ圧力がある新興国通貨に投資しなくてもレンジ相場の先進国通貨を買っておくほうが為替差益も狙えるし一挙両得なんじゃ?と思ったんですね。
目次
先進国通貨の政策金利を調べてみた。
外為どっとコムの政策金利一覧がわかりやすいです。9/5時点で先進国のうち、政策金利が高い国に◯をしました。
見にくいので抜き出すとこのような数値になります。
- 米 国・・・2.00%
- カナダ・・・1.50%
- 豪 州・・・1.50%
- N Z・・・1.75%
これまでだと新興国以外で金利が高い通貨ということで一番に出てくるのが豪ドル(オーストラリアドル)でした。
が、米国が金利をどんどん上げているのでいつの間にかオーストラリアよりも高くなっているんですよね〜。
カナダも米国に追従するのが常なので今は金利を上げている途中です。
これが先進国の政策金利の現状です。
先進国通貨でスワップが高いのは?
政策金利が高いとスワップも高いというのが一般的です。
そこで、先ほどの候補に上がった米国、カナダ、豪州、NZのスワップを調べてみました。
こうして比べると政策金利が一番高い米ドルのスワップが一番高いですね!
ということは、スワップが一番高い米ドルを買うのが一番スワップ投資には良いのでしょうか??
違いますね(笑)
この視点に抜けているところは、1通貨あたりの単価が考慮されていないということですね。
例を挙げて解説します。
1通貨あたりの単価が100円と50円の場合で考えてみましょう。
右のほうが1万通貨あたりのスワップが安いものの、1通貨あたりの単価が安いです。
ちなみにスワップは1万通貨買って1日保有したらというのが前提です。では1万円でこれらの通貨を買ってみます。
そのときの1日あたりの受取れるスワップを計算しました。
右の方がたくさん買える分、トータルスワップが多くなります。
1万円分買った時にスワップが一番多い通貨は?
スワップを単純に比べると一番高い通貨は米ドルでした。
でも1万円分で買える量が各通貨の単価によって違うので、そこも考慮する必要があります。
まずは9/5現在の単価を先ほどの表にいれてみました。
う〜ん。ぱっと見これだとどれがお得かわかりにくいですね〜(笑)
ということで、エクセルで計算してみました。
この結果、1万円で買うなら米ドルを買うのが一番もらえるスワップが多いという結果が得られました!
ちょっと意外ですね。計算してみないと見えてこないですね!
FXでは購入できる通貨単位が存在します。
通常は1,000通貨なのですが、マネパ(FXnano)は100通貨から買えます。なので表でも1万円あたりの通貨量も切り下げで100通貨単位にしています。
また、SBIFXトレードだと1通貨から買えます。
ロスカットを考慮すると違ってきそう。
実は話はこれで終わりません(笑)
なるほど!一番スワップを多く貰えるのは米ドルか!基軸通貨だし一番安心できるから良さそう!よし買うぞ!
ってなったときに私が計算したように1万円で2,200通貨買えるからってそのとおりしてはいけませんよ〜!
なぜなら1万円しかないのに2,200通貨=2,200ドルも買ったらすぐにロスカットになるからです。
ということで、米ドル/円でロスカットも考慮して現実的な購入プランを考えてみました。目安としたのは史上最安値です。
米ドル/円の史上最安値は75円です。現在値を112円とすると最安値までの距離(価格差)は37円です。
かなり余裕をもって運用するのであれば37円下がってもロスカットにならないだけの余裕資金をもって運用する必要があります。
そこで、例として1,000通貨を112円の時に買った場合に37円下がってもロスカットにならないようにするにはいくら入金が必要か?を求めました。
例えば一番左の列の入金額10,000円で1000通貨買った場合だと107円になったときにロスカットになります。
右にいくのにつれて入金額を増やしています。
で、結論ですが、42,000円入金しておけば大丈夫!ということでした。
ということは・・・。
手元にあるお金が10,000円ならばそれに見合った通貨量だけ買う必要があります。
42,000円入金:1,000ドル買い=10,000入金:◯◯◯ドル買い
◯◯ドル=238ドル
こういうときに最低購入単位が効いてきますね!238ドルみたいな半端な買い方ができるSBIFXトレードの凄さがわかりますね
通常のFX会社だと最低取引単位が1,000通貨なのでそもそも238ドルだけ買うとかできませんからね。
大事なところなので、おさらいします。
FX全般に言えることですが、レバレッジを効かせてたくさん買えるからと言ってたくさん買ってはいけません。
為替は常に変動するからです。
なので、◯◯通貨買ったらどこまで下がったらロスカットになるか?を先に計算して入金額を決めるべきです。
最安値を考慮して比較し直してみた。
この流れを受けて各通貨の史上最安値を調べてそのレベルまでの下落に耐えられるような買い方をした場合のスワップを求めました。
比較にあたっては最低購入単位をいきなり考慮すると煩雑になるのでまずは1通貨単位で順位付けを行いました。
まずは過去チャートから史上最安値を求めました。【米ドル、加ドル。豪ドル、NZドルの順に並べておきます。】
これらの情報を表にまとめました。すると見えてくるのは・・・。
なかなか見応えのある結果となりました。
まずは一番左の米ドルですが、価格差が大きい!数字だけ比較すると割高であると言えますね。
その半面、お隣のカナダ!!米ドルと比べて半分ほどの価格差です。でもスワップは半分じゃない・・・(笑)
では加ドルと豪ドルを比べると結構良い勝負!NZは分が悪そうですね。
後はエクセルで計算しないとわからないレベルなので1万円で買える量で比べると・・・・。
なんとなんとカナダドルが一番もらえるスワップが多いという結果に!!
米ドルと豪ドルはわずかの差で豪ドルの方が有利になりました。
1年間カナダドルを積立。スワップは?
比較結果を踏まえると毎月1万円を入金して500カナダドルを買うのが一番スワップがもらえるという結論に。
その時にもらえるスワップは2円/日なので月に60円です。毎月500カナダドルずつ増えていくのでもらえるスワップも増えていきます。
1年でどれだけのスワップが貯まるか計算してみました。
投資元本が120,000円でスワップが4,680円です。年利換算すると3.9%です。
この数字ってどうですか?
正直なところこれだけを狙って投資するのはもったいないかなと思います。なぜなら為替が変動するからです。
例えば上のカナダドルのシミュレーションだと12ヶ月後に6,000カナダドル保有しています。
この状態で買値よりも1円下がったら含み損が6,000円です。
スワップが貯まったと言っても4,680円です。トータルでは損失が一時的に出ている状態です。
でも逆も然りで、1円でも買値より上がっていれば為替差益で6,000円受け取れるわけです。つまり、将来的な値上がりが期待できるかどうかがポイントです。
それがわからないのであれば価格は動かないけど金利がもらえるソーシャルレンディングに投資するのも選択肢としてはあります。
私が投資しているオーナーズブックとかだと年利4〜5%です。
参考までに最新の募集案件を載せておきます。100万を年利4.5%で2年2ヶ月貸し付けることで92,585円の利息を受け取れます。
もちろん全くリスクが無いわけではありませんが、含み損という概念はないですからね(笑)
【口コミ評判】オーナーズブックで利回り5.0%の投資。経過をブログで!
つまるところ、スワップ投資と言いながら将来投資した資金以上に増えるかどうかは価格が上がるかどうか?が鍵を握るわけです。
となると、先進国通貨の今後の見通しが気になるところですね〜。
そのあたりは別記事で考えてみます。
大枠としてはこの比較によって、目先のスワップの高さでは米ドルが一番!という結果でしたが、最安値も考慮するとカナダドルが一番!という結果が得られましたね!
ちなみに、カナダドルだけに絞って投資するなら1通貨から買えてスワップが高いSBIFXトレードが使い勝手がよさそうです。
この記事を書いたあとに早速、先進国通貨に積立投資を始めました。実績や考え方もまとめています。幸先好調です。
【ブログで比較】米ドル・カナダドル・豪ドルでスワップ積立投資!
現状私がスワップ投資と同じように投資しているのがイギリスの株価指数です。株価なので長期的な値上がりも期待しています。
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