どうもあっきんです!
元旦ということで何を書こうかな〜と思っていたらLINE@で相談がきました。
投資で大事ことは失敗経験を積む、なんなら他人のしくじりも自らの糧にするということだと思います。
質問者さんにブログでの公開について了解をいただいたので公開ダメ出し&どうすべきだったか、私なら今からこうするというのを解説したいと思います。
目次
トラリピのお悩みを共有。
まずは質問者さんのお悩みというか現状を共有します。ニュアンスなどもあるので画面そのまま出しちゃいます。
状況を整理すると、7月ぐらいにトラリピを始めるにあたりチャートを見ると84円〜86円をウロウロしていた。
なのでその辺りで今後も推移するだろうと想定して82円〜86円にトラリピを仕掛けた。
らくトラ運用試算表できちんとシミュレーションもしていてロスカットは史上最安値の68円以下になるようにした。
ということですね。7月時点のチャートを載せておきます。
さて、このままトラリピを運用し続けた結果どうなったでしょうか?チャートの隠している部分をオープン!
12月末には82円を下回ってしまいました〜。。。
いただいたデータを見ると加ドル/円のトラリピの含み損は約15万です。もともとこの運用に充てていた資金は80万です。
約2割の損が出たのが現状ですね。
このトラリピ設定の失敗ポイントはココ!
いくつか失敗ポイントがあるので解説します。
ちなみに御本人も「目先の利益に目がくらみ、素人らしい間違いをした」と状況をよく理解されています。
狭いレンジは外れる可能性が高い。
私が最初に違和感を感じたのは80万と大きなお金を動かすわりには狙うレンジの幅が82円〜86円の4円幅という狭いレンジであることです。
私がレンジを決めるときは長期チャート(マネースクエアだと2002年からのもの)を参考にします。
長期チャートで82円〜86円がどの辺りかを見てみましょう。
驚くほど狭い範囲を狙っていることがわかりますね!
このチャートは月足で表示しています(1本が1ヶ月の値動き)。4時間足や日足だけだと短い期間の値動きだけになります。
特に近年は値動きが少なかったので「為替って意外とまったりだね〜」って思いがちです。
レンジが狭いということは外れる可能性も高くなるということを決して忘れてはいけません。
トラップ値幅が狭いとダメージが大きい。
質問者さんの設定ではトラップ値幅(1本1本の注文の間隔)は0.1円でした。
トラリピはトラップ値幅(注文本数)と利益は比例します。たくさん利益を出そうと思うとトラップ値幅を狭くする必要があります。
また、利益がたくさん取れる設定は損失もたくさんでる設定でもあります。ハイリターンはハイリスクということです。
それがわかるようにトラップ値幅を2倍、3倍にした設定を考えてみました。比べるのは80円まで下がったときの含み損です。
単純にトラップ値幅を0.1円ではなく、0.2円にしておけば含み損は半分で済んでいました。80万で運用したら約1割に相当する額ですね。
少し厳しい言い方をするとトラップ値幅を狭くしてたくさん注文を並べて利益を狙いにいくのであれば予想が外れて含み損が大きくなることも覚悟しなくてはいけません。
その覚悟がないのであれば強気な設定はすべきではありません。
恐らく質問者さんはそこまで深く考えていなかったのだと思います(トラリピあるあるですね(笑))
質問者さんは他のブロガーさんの設定で始めたとありましたが、設定を真似る時には注意が必要です。
トラップ値幅0.1円の運用を1,000万でしている人の設定を運用資金100万の人がそのまま真似てはリスクを10倍取った設定になっているということです。
その設定で利益がたくさん出ていたのかもしれませんが、資金力が多ければ利益がたくさん出るのは当たり前です。
平均で月あたり◯万円出ているからこの設定をそのまま真似しておけばこれぐらい稼げると考えるのは危険です。
もう少しリスクを抑えた設定は?
ではどんなトラリピ設定にしておけばよかったのでしょうか?
80万あって40本もの注文を出せるのであればもう少しレンジを広くしておけばよかったと思います。
単純にレンジを4円ではなくてレンジを8円、12円と広くすると以下のようになります。
真ん中の8円の幅だとちょうどあっきんがブログで公開中の30万チャレンジのトラリピプランと同じです。
ただ資金が80万もあるのであれば一番右の74円〜86円でも良いと思います。
ここまでの解説でなんとなくイメージできたかもしれませんが、トラリピは広いレンジでゆったりと運用するのが基本です。
そうすることでレンジから外れたけどどうしよう😥ってならなくて済むからです。レンジが広いからほったらかしでできるわけです。
でも、広いレンジにしようと思うとたくさんお金がいるんですけど・・・。
って思ったあなた。そんなあなたに朗報です!
トッピングリピートはレンジから外れても対応できる!
私は最近「トッピングリピート」というやり方をブログで紹介しました。
一度に資金を投入するのではなく毎月積立で資金を追加してトラップを1本増やす方法です。
記事の中の具体例として毎月2万入金して加ドル/円のトラップを1本追加するというプランを載せています。
これを使うと今回のようにレンジから外れた場合もそれに追従することができます。こんな感じで
これは毎月資金を追加するのでお仕事をされていて毎月の収入がある人は一度に大きなお金を用意しなくても使える手法であることがポイントです。
私が社会人2年目で運用資金が少ないときに考えた発想です。また運用で得た利益も使えば2万円も追加する必要はありません。
さらに、もうひとつトッピングリピートには強力なメリットがあります。
それは価格が下がれば下がるほど必要資金が少なくて済むことです。
例えば加ドル/円で84円に仕掛ける場合と75.5円に仕掛ける場合を比べてみましょう。
2万円で1本と私が言っている状況は加ドル/円が84円のときのことです。相場が下がった場面、例えば75.5円ではなんと半分の11,000円で事足りるのです!!
逆に2万円資金が用意できるのであれば2本トラップを仕掛けても良いわけです。
トラリピとの上手な付き合い方。
大事な話をしたのでポイントを再確認しておきます。
- 目の前の利益に目がいくとレンジとトラップ値幅が狭くなりがち
- そうなると相場が予想に反しレンジから外れた場合のダメージが大きい
- トラリピは広いレンジで付き合うのが基本
- 資金が少ないうちはトッピングリピートを併用して少しずつレンジを広げるのもアリ
最後になりましたが、私が質問者さんの状況なら損切りしますね。
理由はまだ損失が運用資金の割には少ないからです。残った金額がかなりありますよね。
レンジから外れて何もできない状態でかつ、含み損が膨らむかもしれない不安と付き合うことのしんどさから解放されるからです。
損失はでますが勉強代と諦め、早めにリカバリーするほうが自分自身の納得がいくからです。
トラリピについて不明点があれば遠慮なく質問箱やLINE@で聞いてくださいね!
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関連記事です。
トラリピのロスカットレートが気になるという人はぜひシュミレーション機能を使ってほしいと思っています。
この記事を書いているあっきんのトラリピ設定と実積は全てこの記事で公開しています。
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— あっきん@投資家🍀元公務員 (@_akkin_nara) January 7, 2020