今年の9月からトラリピとの2枚看板で運用しているトライオートETFですが順調そのものです。
大統領選の乱高下する相場も上手く波を乗りこなして期待以上の利益を出してくれました
【 #トライオートETF 7週間経過】
含み損増えてたけどほったらかしておいたらほとんど無くなった。順調😊
▼1週間の利益/累計利益
30万 +7,811円/ 22,445円
300万 +84,149円/234,442円▼TQQQ終値(前週終値)
151.40(114.51)#トライオートETFあっきん設定:https://t.co/FD0WnhUkyY pic.twitter.com/XfSvCWklUR
— あっきん@投資家🍀元公務員 (@_akkin_nara) November 7, 2020
ただそんな時だからこそ、自分の運用を見つめ直すことも大切かなと思います。
そんな中で質問箱でTQQQの価格がマイナスにならないのか?という質問をいただきました
ちょうどコロナショックという歴史的な暴落相場でデータも蓄積されたので検証してみました。
目次
TQQQの値動きをおさらい。
TQQQはナスダック100指数と連動するETFであるQQQ(Invesco QQQ Trust Series 1(インベスコ QQQ 信託シリーズ1))にレバレッジをかけたETFです。
値動きの特徴としてはQQQの1日の値動きを3倍にしています。イメージこんな感じです
QQQが前日から2%上がるとTQQQは6%上がります。QQQが前日から1%下がるとTQQQは3%下がります。
長期で両者を比較するとこのような値動きをしています
コロナショックがあった2020年の1年間のチャートを比較しました。1月を0%としています。
1日の値動きが3倍違うのであって長期でみるとQQQが30%上がっているからTQQQは90%上がっているということはありません。
最後にTQQQが取扱いされた2010年以降で最も暴落したのはいつか確認しておきましょう
上記チャートは暴落率を見たいのでログスケールで表示しています。
2020年のコロナショックの73%の下落というのがTQQQ史上最大の暴落であったことがわかります。
TQQQの価格はマイナスになるのか?
この10年で最大の暴落がコロナショックだったことがわかったのでこのデータを加工して検証してみます。
ちなみにコロナショックのときはサーキットブレーカーが度々発動し、取引が停止するという珍しい事態に陥りました
米株市場で再びサーキットブレーカー発動、S&P5007%安 https://t.co/Gp8uGYMZJc
— ロイター (@ReutersJapan) March 12, 2020
こういう経験はしておくと今後に活きてきますね。
で、この時のTQQQの値動きですが、1日で73%も下落した訳ではありません。数日かけて上げ下げを繰り返した結果が73%の下落だったということです。
ではこの時の値動きがもっと強烈なものだったらTQQQの価格はどうなったのでしょうか?
以下の手順で検証していきます
- QQQとTQQQの1日毎の騰落率を確認
- 上記の騰落率が2倍だった時を検証
- 上記の騰落率が3倍だった時を検証
QQQとTQQQの1日毎の騰落率を確認
コロナショック時のQQQ(図左)とTQQQ(図右)の価格と騰落率をエクセルにまとめました。
3/16はQQQが12%下落したのに対し、TQQQは34.5%下落しています。約3倍下落していますね!それにしても凄い・・・💦
ではコロナショック時の2倍の値動きをしていたらどうなっていたのでしょうか?
両者の騰落率データを2倍にして価格を逆算して求めてみました
コロナショック時の2倍の値動きをしたら
コロナショック時の2倍の値動きをした場合3/16ではTQQQは5.7ドルまで下落しています。
一応、あっきんのトライオートETFのゾーン戦略では0ドルまで耐えられる資金を入れているのでロスカットにはなっていません。
では3倍だとどうでしょうか??
コロナショック時の3倍の値動きをしたら
-0.1ドル!
3/16ではついに0ドルを下回りました!試合終了です💦
レバレッジETFの上場廃止&倍率変更の事例
調べてわかったのですが、コロナショック時にレバレッジETFの上場廃止や倍率変更(3倍 2倍)がありました。
SPXLやTECLを取り扱っているディレクション社(Direxion)のETFの事例です。
コロナショックと原油価格競争によって、ボラティリティが予測不可能なレベルで高まっており、エネルギーとコモディティセクターでの取引コストが上昇しているため、効率的に市場で取引できないことが理由とのこと。
※詳しくは英文のレポートを参照
レバレッジETFの上場廃止事例
3/27にNYSE市場から上場廃止、4/6に清算されました。
レバレッジETFの倍率変更事例
5/19から倍率が3倍から2倍になりました。
あっきんの考え。
今回の検証でコロナショックの3倍の値動きをする相場がきた場合にはTQQQの価格がマイナスになることがわかりました。
ただ、他事例を踏まえるとそうなる前に上場廃止やレバレッジ変更が行われることもありそうですね。
また、コロナショックの3倍の値動きをした場合のQQQは検証結果を見ると、234.7 73.5ドルまで下落しています。
騰落率を出すと69%です。
過去にこれだけの規模での暴落がナスダック総合指数であったのかというと2000年のITバブル崩壊の時です
コロナショックよりも暴落の期間が長いので一概には言えませんが、イメージとしてはこれぐらいの規模感の暴落がきたらTQQQはゼロを下回るかも・・・という所でしょうか。
となると、資産防衛手段としてできることは全資産を投入しない。常に流動性資産として投資に回せる現金も確保しておくということでしょう。
投資にはもちろんリスクが伴うのでこうしておけば絶対大丈夫というものはありません。常に不確実性があります。
それを踏まえて、自分なりのポートフォリオを組むことが大切だなと改めて考えさせられました!
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トライオートETFの運用資金を時間をかけながら増やすための手段としてトッピングリピートを実践しています。

あっきんは何があるかわからないので分散投資を心がけています。毎週運用実績を更新しています。

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