こんにちは!ひろこです。
振り返るとつみたてNISAという制度が始まって丸1年で経過したんですね。1年ってあっという間ですね!
つみたてNISAという言葉を知って、非課税だしコツコツ積立でいけば将来の備えになりそう!と思って2018年から投資を始めた人もいると思います。
このほど行われた投資家へのアンケート結果でもそれを裏付けるデータが確認されています。
- つみたてNISAとイデコの利用者は半数近くが投資経験1年未満の投資初心者
- 年代別に見ると、特に若年層で資産運用の必要性を感じると答えた人の割合が高まっている
※資産運用「必要性感じる」が5割 20~30代がけん引 より
理由は何であれ、将来的には資産が増えていると思うからみんな買うわけです。では実際のところどうだったのでしょうか?
気になったのでデータを取ってみました。
また、ただ増えた減ったを見ても意味がないのでその要因について軽く触れたいと思います。今後の銘柄選びの参考にしてくださいね。
目次
つみたてNISAランキング上位銘柄を2018年買い続けた結果。
私が今回データを集計したのは楽天証券のHPで公開されているランキングの中で上位銘柄で性質の違うものです。
また、こちらの記事で比較対象として選定し、実際に2018/12から積立を行っている銘柄です
毎月月初めに1万円分ずつ買っていった場合に2019/1/4時点の基準価格だとどれだけの評価損益が出ているかを調べました。
比較結果は以下のとおりです。
※eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)は運用開始が2018/3/19なので9ヶ月の積立結果です。
こうしてみると一番大きく下がったのは唯一のアクティブファンドのひふみプラスですね。
反対に一番評価額が減っていないのが債券や不動産にも投資しているeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)でした。
それでは以下で簡単に現状について解説します。
楽天・全米株式インデックス・ファンド
2018年の米国株式市場は年初長期金利の上昇で株価は大きく下げたものの、その後9月後半まではしっかりと上昇しましたね。
アメリカの経済は好調で上昇幅も非常に大きかったと思います。
おかげで年末にかけての株式相場の下落を受けても、トータルでは大きなマイナスにはなりませんでした。
ひふみプラス
日本の株式については2017年ほどの勢いはありませんでした。
日本株は中小型株式よりも大型株式に資金が流れていたので、ひふみプラスの運用成績もイマイチでしたね。
今まで上昇していたイメージだったので、ちょっと期待はずれと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、あくまでも値上がりを求めて積極的に運用するアクティブファンド。
下落局面では日経平均株価やTOPIXに連動しているインデックスファンドよりも大きく下落するのは当たり前です。
逆に上昇相場になったらインデックスよりも大きく上昇する期待は十分あります。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド
全世界株式は投資先の約半分が米国株式です。
米国株式が3月以降しっかりと上昇していたので、9月にはこちらのファンドも年初の高値を超えることができました。
米国株式単独に投資しているファンドと比べると、たくさんの国が入っている分上昇幅は抑えられてしまったようです。
2018年は米国経済が好調で、米国株式市場が世界の株式相場を牽引していたので、米国単独の方がパーフォーマンスが良い結果となりました。
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
日本を除く全世界の株式へ投資しているファンドです。
楽天・全世界株式インデックスと比較すると、日本が入っているかいないかの違いです。
1月、2月のデータがないのですが、日本が入っていない分、全世界株式インデックスよりもパフォーマンスは若干良かったと思います。
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
こちらはバランスファンドの典型的な値動きでしたね。複数の資産(株や債券、不動産・・)を組み合わせることで値動きの値幅を小さくする効果がしっかりと発揮されています。
しかし、積立の場合は値動きがあまりないものだと、価格が下がった時にたくさん買えるという効果が発揮できません。
株式相場が上昇してもファンドの基準価格の上昇は抑えられてしまう可能性もありますね。
つみたてNISAに関する口コミ。
ちょっと気になったのでツイッターで巷の声を拾ってみました。
今年の目標考えてなかった😇
社会人一年目であるため贅沢できないと思うので
・毎月5000マイル貯める
・つみたてNISAの枠を使い切る
以上にします控えめすぎるかもしれませんが、初期費用等かかるのでこれくらいにしとく
— フライトボーイ→トビタ?@2月末に台湾 (@sfc_jgc2018) 2019年1月6日
つみたてNISAのひふみ投信暴落っぷりが凄いが構わず毎月コツコツつみたてしていくのみ。
— SHiGEO (@improveyourlif7) 2019年1月6日
2018年のNISAがきっちりマイナス10%だwま、それはいいんだが、2015年もマイナスだし、2017年もプラマイゼロっぽい。(分配・配当は除く。含めればプラスかな)イデコやつみたてNISAで初めて投資にふれた人たちはつらいかも。いっとき含み益が凄かったからのぅ。
— かなさん (@chokotannochako) 2019年1月5日
つみたてNISAも運用益が非課税なだけで、マイナスになったら全く意味の無い制度だよなー、銀行に預けても金増えないし、株式投資したら金減るし、八方塞がり状態
— masa (@ma91120sa) 2018年12月11日
2019年から楽天証券でつみたてNISAを始めます。
これまではSBI証券でNISAをやっていたのですが、楽天ポイント目的で金融機関を変更しました。
それで、今日からつみたてNISAの設定ができるようになったので、さっそく設定完了です(^^)
— まえじい@19年11月まで育休中 (@MaeG514) 2018年12月26日
ざーっと目を通して感じたのは意外にもみなさん評価損が出ていることに対して寛容であるということです。
積立で時間を分散して買っているのでそれほど大きなダメージを受けていないのと、投資額も大きくないのでそんなに気にならないのだと思います。
これはつみたてNISAのメリットが良くでた結果ですね。
また、最近始まった楽天カード決済で投信を買うと楽天ポイントが+1%もらえるというのもあってSBI証券より楽天証券の方が人気なようです。
いずれにしてもつみたてNISAは10年、20年を見据えてコツコツ続けることで資産を増やそうというものなので、自動積立で気絶投資しておけば良いと思います。
つみたてNISAは投資の入り口だと考えています。少し余裕のある人は変動商品以外にも貸付投資という選択肢も考えてみてはどうでしょうか?
つみたてNISAはもうやってて物足りないからもう少し違った運用をしたいという人にはトラリピがおすすめです!
あっきん(@_akkin_nara)とは別でひろこの質問箱も設置しました!
あっきんは主にお金を増やす方法を発信してるけど、私はFPなのでお金とどう付き合っていくか?がテーマ。
生涯お金に困らないライフプランニングを目指して為になる情報発信がんばります(^o^)/
— ひろこ@投資家(元銀行員) (@hiroko_akilog) 2019年2月25日