【必読】つみたてNISAの本当のデメリットは「元本割れの恐怖」との闘いだ。

2018年1月から始まったつみたてNISA制度ですが、徐々に始める人が増えていると実感しています。
20歳以上から始められて非課税枠は20年間で最大800万円となっていることから、若い世代の人が税控除の恩恵を受けつつ、しっかり資産を増やしていける良い仕組みだと思っています。
私自身も毎月3万円を積立していてずーっと続けるつもりですし、これから投資を始めようという人にも安心しておすすめできる制度です。
また、多くのWEBメディアや雑誌でもつみたてNISAを始めよう!と推奨されているのですが、大事なことが少し伝わっていないように感じたのでここで整理したいと思います!
※事前にインスタでみんなに聞いたつみたてNISAのデメリットはこんな感じでした
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ひろことも話し合ったのですが、つみたてNISAの最大のデメリットは「元本割れの恐怖」との闘いを制した強者のみが利益を得られるということだと思います。
実際につみたてNISAで投資をしてみてどれだけの利益や含み損が出ているかはこの記事で毎月紹介しています
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つみたてNISAは本当に増えるの?
金融庁のHPにはつみたてNISA早わかりガイドブックというものが公表されています。その中で、積立・分散投資の効果(実績)が載っています
20年間という長期期間で見た場合、過去実績から株式の割合が多いほどリターンは大きいことがこのグラフからわかります。
ピンク色の配分の場合だと年平均リターンは4.0%となっています。
金融庁のHPではこのパフォーマンスで毎月3万円を20年間積立した場合の試算もすぐにできるようになっています
このように条件を入れると以下のようなキレイなグラフが出てきます。ジャジャーン✨
水色の部分が投資元本で20年間で720万円を積立投資したことになります。それが年利4%で複利で増やしていくと20年後には利益380万を生んでいるという結果です。
これだけ見ると確かに積立投資の効果、複利の効果は凄く、やってみようかな〜って思いますよね。
つみたてNISAは元本割れしないの?損する可能性は?
これから投資を始めようという人が一番気になるのは実際に投資してみて損をしないか?元本割れのリスクがどれだけあるか?ですよね。
残念ながら未来のチャートは誰にもわからないので過去実績を参考にするしかありません。金融庁のHPではこのようなデータが公表されています
積立期間が5年間の場合はピンク色で示すように元本割れしていた時期があったということです。でも積立期間を20年間取れると元本割れしなかったということです。
株価というものは長期的には右肩上がりなので下がったとしてもずーーーっと待っていれば買値より上がっていくので利益が出るのでこのような結果になります。
その際に高値で一点買いするとてっぺんまで戻ってこないと含み損を抱えたままになりますが、積立で買っていくと平均取得単価が下がるので含み損が解消されるのが一点買いより早くなります。
これが積立投資の良いところで、リスクを抑えた投資である理由です。
なので、20年間という長期にわたって積立をすること覚悟があれば、ずいぶん元本割れのリスクが低くなります。
つみたてNISAは元本割れの恐怖と闘う覚悟が必要
私がつみたてNISAでおすすめしているのは株式100%で積立をすることで、債券などはいらないと考えています。
それは長期的に見て株式のパフォーマンスに勝るものはないからです。また、株式の中でも日本株や新興国株ではなく、米国株100%が良いと考えています。
過去200年の歴史が米国株投資の優位性を証明しています。詳しくはインスタで解説しています。
[open title=’米国株式に200年投資をすると?’]
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個別株に投資をしなくても丸ごと米国株を買えるS&P500(日経平均の米国版のイメージ)のような指数に投資するのがわかりやすいですね。
ではどれだけ値上がりしているか見てみましょう
2009年〜2019年までの10年間で800ドルだったものが3,000ドルと3.75倍にも増えています。つまりこの10年間は米国株は買えば上がる相場で誰でも儲けられた相場だったわけです。
最近になって米国株投資が人気を集めているのもこの圧倒的な実績が裏付けとなっているからであり、反論の余地はありませんね(笑)
でも、私が読者さんに知ってほしい事実はこれだけではありません。金融商品を販売する人たちはこの米国株の直近10年だけのパフォーマンスを見せる人が一部いるという事実です。
この10年間というのは100年に1度と言われたリーマンショックからのV字回復を遂げた絶好調な期間なんです。
注目すべきはリーマンショックより前の価格推移です
1999年から真面目にコツコツ10年間毎月積立投資をしていたらお金が増えていたと思います?2009年がこの期間の最安値なので結果は元本割れしてますよね・・・。
もし積立を始めたのが1999年で、暴落相場を経験した人は元本割れから資産が回復するまでに何年かかったでしょうか??
ざっくり計算すると6年間積立をし続けてようやく平均取得単価まで相場が戻ってきたことになります。しかも、その間の3年間は相場は下がり続けたので資産は減り続けたわけです・・・💦
これでもまだ積立期間が短いですね。10年以上投資し続けた場合はどうなったでしょうか?先ほどと同様に1999年から始めた場合を見てみましょう。
2度の大きな下落を経験した人は元本割れの状態が解消するまでになんと12年間の期間を要しています。
あなたならこのような相場で12年間積立を続けることができましたか??
米国株式の暴落のサイクルを知る。
過去の米国株式の歴史を振り返るとだいたい8年ほどの周期でその時の高値から50%も下落する暴落相場を経験してきています。
こうして見るともう10年も上がり続けている米国株式市場に30%〜50%程度の暴落がこの先ありそうだと思いませんか?
答え合わせは未来になってみないとわかりませんが(笑)
少なくとも過去の実績からわかることはこのような暴落相場が来ても何年も積立を続けるメンタルがないと20年先の利益を手にすることができないかもしれないということです。
運悪く暴落相場の直前から積立を始めた人はもしかすると10年ほど元本割れの恐怖と闘うことになるかもしれません・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
これから投資を始めようという人にとっては耳の痛い話だと思いますが、投資である以上それ相応の覚悟を持って望む必要があるのは事実です。
つみたてNISAにはこのような元本割れの恐怖と闘う必要があるということをぜひぜひ頭の片隅において資金管理をしていきましょうね!!
なんだか書いてる自分も怖くなってきました(笑)
ちなみに、私は投資を始めて間もなくリーマンショックというとんでもない相場に遭遇してしまうというとても運のない投資人生が始まりでした(笑)
4年間も下がり続ける相場でめげずに給与を毎月投資口座に入金していました。
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私が暴落相場でも心が折れずに投資を続けることができたのは暴落の中でも細かい値動きを取っていくリピート系トレード戦略を取っていたからです。
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最も単純な暴落への備えは全力投資を避け、現金比率を高めることです。暴落時の含み損を減らし、安値を拾う体力を温存することができます。
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— あっきん@投資家*元公務員 (@_akkin_nara) 2019年1月1日