こんにちは。ひろこです!
今回は教育資金の貯蓄方法について質問をいただきました。少し前までは教育資金=学資保険が王道でしたね。
私の親世代はこぞって郵便局の学資保険に加入していた時代だと思います。そんな世代の両親から「学資保険に入らないの?」と言われたことがある人も多いのではないでしょうか。
低金利現代、本当に学資保険で良いのでしょうか。
小学生と幼稚園児の2人の子供をもつ私にとっても今まさに考えるべき課題ですので、一緒に考えていきたいと思います!
目次
【質問】教育資金をつみたてNISAで。将来の価格が心配・・。
以下は質問箱でいただいた内容そのままです。
教育資金として、
状況に応じて柔軟に対応していきたいですが、
いろいろな運用ができればそれに越したことはないですが、
積立で投信を買った場合のリスクとは?
質問者さんは毎月1万円の積み立てを検討しているが、相場がどうなるかわからないので迷っているようですね。確かに資金が必要なときの経済状況は誰もわかりません。
リーマンショックのような危機的な状況が起こっているかもしれませんね。でも、投資をするにあたってリスクは必ず付いてきます。
もし大きな経済危機が起こってしまったら積立で投信を買っていると元本割れすることももちろんあります。
また、投資信託以外の投資商品も大打撃を受けている可能性は非常に高くなります。
リスクとリターンは比例関係にあるのでトラリピのような投信よりも期待利回りが高い商品は含み損が投信よりも大きくなる可能性も高いです。
資金が必要な時期にこのような危機が起こっしまう可能性を考えて迷っているのであれば、ちょっと考え方を変えてみたらよいと思います。
どうすればそのようなシチュエーションを回避できるのかを考えてみましょう!
長く積立を続けることで元本割れのリスクを減らす。
解約時に相場が大きく下がってもできるだけプラスの状況を作るためには、積み立て期間をできるだけ長く取るという方法です。
相場は1日、2日で半分になったり倍になったりはしません。上がったり下がったりしているので、積み立て期間が長ければ色々な価格帯で購入することができます。
ここに1つのデータがあります。
18年間世界の株式を購入し続けたときのパーフォーマンスです。
最低リターンを記録しているのは1991年3月〜2009年2月まで積み立てて解約した場合です。最も株式市場が冷え込んでいるときに売却した場合ですね。
そのような時でも年平均が0.30%と元本割れを起こしていません。
18年間積み立てを続ければ必ずプラスになるというわけではありませんが、期間が長ければ長いほどマイナスになるリスクを軽減できるということは言えます。
つまりできるだけお子さんが小さいうちから始めた方が良いということですね。
逆の見方をするとつみたて期間が長く取れないのであれば元本割れも起こりやすくなるということも言えますね。
売却の判断は資金が必要な年の2,3年前に。
積み立てなので頻繁に運用状況を確認する必要はありません。
しかし、できるだけ損をする確率を減らすためには資金が必要になる2,3年前に一度運用状況を確認することをおすすめします。
リーマンショック時、相場下落局面は1年半ほど続きました。それを踏まえると資金が必要になる2,3年前に大きくプラスが出ているのであれば少し早くても一旦解約してしまうというのもひとつの選択です。
もしその時相場が大きく下落している状況だったらそのまま積み立てを続けます。
相場下落局面が終われば上昇していきますので、下落しているときも積み立てを続けることで平均買い付け価格を下げ、損益分岐点を下げることができます。
教育資金の一部は現金で確保していく。
増えることを前提に全て投資に回したお金で教育資金を貯めるのは無理があります。
それは必要なときに元本以上に増えているかもしれないし、運が悪ければ元本割れしているかもしれないからです。
そう考えるとやはり一部は現金で貯めていくというのがリスクを抑えた舵取りだと言えます。教育資金なので足りないということを避けることを優先すべきですよね。
また、質問者さんはトラリピやサヤ取りの方が・・・とも仰っています。でもトラリピも為替相場なので大きな株安時には大きな含み損を抱えることも十分考えられます。
そうなると、解約はしんどいですよね。また、サヤ取りもそもそもスワップ差額が現在のように大きい状態がずっと続くとも限りません。
詰まるところどれを選んでも不確実性を持っているということです。これがいわゆる投資のリスクです。
先が読めない中でどう判断するかですね!
リスク・リターンが違う商品に分散して投資していく。
「卵はひとつのカゴに盛るな」
という格言があります。落ちたときに全部割れないようにするにはカゴを分けておく必要があります。
この考えに従い、期待利回りが大きいものに資金を少なめに、期待利回りが小さいものに資金を多めに割くなどの工夫をして分散投資をすることが大切です。
その際に、現金で貯めていくという選択肢も忘れてはいけません。
また、変動商品ではなくFunds(ファンズ)のような貸付投資で増やしていくこともこれからは選択肢のひとつと言えます。
あっきんはちゃっかりものなのでFundsでも利回りの違うものに投資をしてリスクを分散させています。
最低1円から投資もできるので利益を再投資していくことも可能です。数ヶ月で貸付できる案件もあるので使い勝手も良いです。
現在はサービスが始まったばかりで案件が少ないのですが、今後増えていくので口座開設だけしておくと良いでしょう。
3月下旬にも新規案件が追加されるようです。
おっ!Fundsに新案件また追加されそう!
前回応募できなかった人はチャンス👍 https://t.co/xnc9OC6VC3— あっきん@投資家*元公務員 (@_akkin_nara) 2019年3月5日
Funds(ファンズ)はあっきんがサービスを作ったクラウドポートの藤田社長に取材もしているのでそちらの記事も参考にしてみてください。
またどれだけのリスクを取ってどれだけのリターンを狙いにいくかは人それぞれ考え方が分かれるところです。
ひとつも目安として期待利回り10%を目指すならという視点でポートフォリオを考えているのでそちらも参考にしてみてください(^o^)/
あっきん(@_akkin_nara)とは別でひろこの質問箱も設置しました!
あっきんは主にお金を増やす方法を発信してるけど、私はFPなのでお金とどう付き合っていくか?がテーマ。
生涯お金に困らないライフプランニングを目指して為になる情報発信がんばります(^o^)/
— ひろこ@投資家(元銀行員) (@hiroko_akilog) 2019年2月25日