【実例解説!】投信の月次レポートを実際に見てみよう!

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【実例解説!】投信の月次レポートを実際に見てみよう!

ファンドを選択するときには何を見て決めますか?

投資信託の一覧を見る、ランキングを調べる、運用成績を比較してみる、ブログを参考にする・・・

今はわざわざ金融機関の窓口に行かなくても、様々な情報が簡単に手に入る時代です。その反面どの情報が正しいかはしっかりと自分で判断しなければなりません。

よく投資信託は銀行の窓口で買ってはいけない!なんてことを言っている人もいますね。でも情報をしっかりと見極める力がないと、やっぱり誰かに相談した方が良いと私は思います。

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結局ネットのランキングに頼っているようなら、窓口でランキングチラシを使って提案している人からファンドを買うのと同じになってしまいますよね。

そんな風にならないために、どこを見てそのファンドの運用状況を判断すれば良いかをしっかりとわかるようになってください!

月次レポートのココをみよう!

では本題に入りますね。今回も分配金の時に参考にしたアセットマネジメントOneのゼウスの月次レポートで説明していきたいと思います。

月次レポート

設定日

設定日とはこのファンドの運用が始まった日。この日から基準価格10,000円で運用スタートです!

基準価格の推移

ファンドの設定来の価格の動きと純資産額の推移が記載されています。

ここで少し説明します。純資産とは、そのファンドの総資産のことです。相場が上昇する、またはたくさんの人がこのファンドを購入すると純資産額は増えます。

逆に相場が大きく下落したり、多くの人が解約すると純資産額も下落します。

このグラフのグレーの線で書かれているのが純資産額の推移です。2009年ごろから急激に純資産が増えていますね。

価格の推移は青い線と、赤い線と2種類記載されています。赤い線は一般的に公開されている基準価格の動きです。リーマンショックで基準価格は大きく下落し、その後同じような価格で推移しています。

では青い線は何を意味しているのでしょうか?

青い線は分配金を再投資した場合の基準価格の推移です。毎月分配型のファンドは毎月分配金の金額分基準価格が下落します。

ファンドを保有している人に分配金として支払っているからですね。これはファンドの運用が悪くなって価格が下落したのではありません。

そのため、そのまま分配金の分でもう一度同じファンドを購入した場合の価格の推移を記載しています。こちらの方がファンドの運用の実態を表していると言えます。

こちらの方をこのファンドの運用成績を判断するの時に参考にしてもらいたいと思います。

基準価格の騰落率

次に参考にしてもらいたいのは基準価格の騰落率です。騰落率とはそのファンドが何パーセント上昇したのか、もしくは下落したのかを表しています。(分配金は再投資したもので表していますのでそのファンドの運用成績と判断してください)

ゼウスは1か月で見ると4.8%下落していますが、設定来で判断すると6.3%上昇していますね。設定の時に購入した人は6.3%の利益が出ていることになります。

リーマンショックで相場が大きく下落してしまいましたが、そのまま保有していたらちゃんと利益が出ていると言えます。

逆に3年前から保有していた人はなんと45%も利益が出ている事になります。色々なファンドの騰落率を比べてみると面白いかもしれませんね。

どの銘柄に投資してるの?

次にこのファンドが具体的にどのような銘柄に投資しているかを見ていきましょう。

ファンドの種類は月次レポートの1ページ目でわかります。

ファンドの種類

次に不動産の中でもどんな分野の不動産に投資しているかを月次レポートの4ページ目で見てみましょう!

業種別比率

不動産の投資先

このファンドはアメリカの不動産(RIET)へ投資しているファンドです。どの業種の不動産に投資しているかを円グラフで示してくれています。

組入上位10銘柄

投資先上位10社

実際にこのファンドが投資している上位10名柄が載っています。ファンドによってはこの一覧の近くに組入銘柄数と記載されているものもあります。

投資している銘柄がたくさんあればリスク分散もきちんとされていると言えますね。

 

お客様からの問合せ事例「どのファンドが良いの?」

メモ

一時、アメリカの不動産(RIET)へ投資しているファンドの人気が高まり、投信会社はこぞってアメリカの不動産へ投資しているファンドの販売を強化していた時があります。

お客様からどのファンドが良いのか?という質問を受けることが多くなり、この月次レポートの投資対象銘柄を比較してみたことがあります。

すると、重なる銘柄がたくさんありました。結局どの投信会社も投資している銘柄は同じようなものが多いという結果になりました。

つまりどのファンドを購入しても大きな差は生まれないということです。どのファンドがいいの?という質問の答えは、同じような銘柄に投資しているのであればそこに大差はないということが言えますね。

まとめ

いかがでしたか?月次レポートにはたくさんの大切な情報が詰まっています。

パンフレットは運用の方針や、その運用対象銘柄の市場環境についてはしっかりと記載されていますが、実際の運用状況については月次レポートを確認するしかありません。

私は実際に販売する際には月次レポートを使って説明してきました。この情報をもとにファンドを購入するかしないかをお客様に判断してもらっていました。

投資信託の購入を決めるときは是非参考にしてくださいね!

 

次はいよいよ私がおすすめするファンドを紹介したいと思います!

 

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