質問箱で面白い質問がきたのでこの記事にて回答したいと思います!
こういう暴落相場がきたときに投資できる現金を残している人は強いです。でもいざ投資しようと思うとどれがいいかなって迷うことありますよね。
わが家ではひろこ口座でVIXショート(売り)、あっきん口座で原油ロング(買い)をしているのですが、どちらが合理的でしょうか!?
厳密に比較したことはなかったのでちょっと勉強のため、整理してみたいと思います。
リスクリワードとは
リスクリワードとは簡単にいうと『利益確定と損切りの金額の比率』のことをいい、正しくはリスクリワードレシオといいます。
具体的には利益が10万円、損失が10万円ならリスクリワードレシオは1:1になります。一方、利益が10万円で損失が5万円ならリスクリワードは2:1になります。
トレードの世界で重要なのは勝率をあげるのではなく、リスクリワードを可能な限り改善していくことが非常に重要です。
わかりやすくいうと、いかに損を少なく利益を伸ばせる状況でエントリーできるかが勝負の分かれ目ということです。
100万円を投資するならどっち?
VIX指数に投資するにはGMOクリック証券で米国VIを売買するか、IG証券でボラティリティ指数を売買するかなのですが、GMOクリック証券は取引規制中なのでIG証券の前提でお話しします。
また、原油についても同じIG証券で取引できるのでその前提で話を進めます。
投資資金は100万円ということで、わかりやすいですね!読者さんでこれより少ない資金でということであれば取引数量を減らせばよいと思います!
また、ここで紹介する取引はノックアウト・オプションではなく普通に取引しています。ノックアウト価格に余裕がないので使えませんでした💦
VIXをショートする場合
例えばこの記事を書いている3/10 17:00時点ではVolatility Index($200 mini Contract)4月期限の売値は33.20です。
3ロット保有した場合、10ポイント下がって23.20になった時は6,000ドル(約62万円)の利益です。
反対に10ポイント上がって43.20まで到達すると62万円の損失です。
IG証券の場合は図のように決済価格と損切り価格が色付きで表示されるのでわかりやすいですね!
※保有するのに必要な維持証拠金が26万円必要なので目一杯保有したとして3ロットかなと思います。既にVIX指数の高値は過ぎたと判断した前提ですが・・。
ただ、注意点はこのポジションは4月15日までしか保有できないという点です。
期限なしのものもあるのですが、ファンディングコストが恐ろしく高いのでひろこ口座で実験した結果諦めました
#ボラティリティ指数 は価格が高い時にファンディングコストがかなり効いてくる。
4日分で合計62,691円の損失💧
ファンディングコストがかからない期限ありのボラティリティ指数を持ち直すためにこのポジションは利確。差益は39,496円。
トータル23,195円のマイナスでクローズ! https://t.co/FVD28XeLr8 pic.twitter.com/xvLVaxc1e2
— ひろこ@投資家/FP/元銀行員 (@hiroko_akilog) March 4, 2020
このとき保有している銘柄は期限なしの$1000のものなので、今回紹介している$200だとこれの1/5になります。つまり1日あたり3,200円ほどです。
すごく高いですね!なのでひろこ口座では期限があるけどファンディングコストが発生しない期限ありの銘柄で保有しています。
ただし、こうなるとリスクとしては決済期限があることで保有した価格よりフラフラ上がって4月15日までは思ったほど下がらず、利益が少ない、もしくは保有価格よりも高く損が出ている状態で強制的に決済されてしまうということが想定されます。
ちなみにひろこは現在この銘柄を5枚ショートしています。かなり色んな方から心配されていますが(笑)
含み損まみれの中、VIX追加ショート‼️
いい加減下がって欲しい〜🙏 pic.twitter.com/paVeu0tG5m
— ひろこ@投資家/FP/元銀行員 (@hiroko_akilog) March 6, 2020
ピーク時は100万円を超える含み損が出ていましたが、しっかり耐えています。後は下がるのを待つのみです。
原油ロング
原油に関しては3/9に窓あけして週末には40ドルだったものが一気に30ドルぐらいになりましたね。バンカメのアナリストがこんなことも伝えています
原油20ドル以下に、米シェールオイル標的なら長期化=バンカメ https://t.co/coTBtXQJlN
— ロイター (@ReutersJapan) March 9, 2020
そんな中ではありますが、3/9深夜にあっきんは満を持して300万円を投入して原油をロングしました
【原油34.6ドルでロング!】
ひろこの承認が降りた!下げ止まって反転したこのタイミングでエントリー!
VIX用にプールしておいた資金300万円を下値が限られている原油に。20ドルまでは下がらんけど20ドル上げはあり得るということで🔥
以下はIG証券の注文直前の画面👇#あっきん原油売買記録 pic.twitter.com/Lcka0ijHgz
— あっきん@投資家🍀元公務員 (@_akkin_nara) March 9, 2020
で、質問にあるように今、100万円で原油を保有しようと思うとこのようなイメージになるかと・・・
ここで紹介している銘柄は WTI原油(¥100)です。期限はありません。
最小の2ロットを1日保有した場合にかかるファンディングコストは単位が違う($10)を1ロット保有した時にかかった実績値が666円の1/5なので133円です。(円ベースなので若干数字が前後するかもしれませんが)
で、私が300万円を投入して購入した場合は、損切価格を20で想定したのですが、さらに余裕をみて、ここでは15を想定しました。
正確には画面にあるとおりで、34.34で4ロット買ったなら、20下がった14.34になったときに80万円の損がでます。
反対に20上がった54.34になったときに80万円の利益になります。
ここで原油の歴史を軽く振り返りますが、原油って当たり前ですけどゼロになるとかはありませんよね。需要が常にあるものなので。
1984年〜2020年までの36年間の長期チャートを見てみましょう
1980年〜2000年代では底値は10ドルです。2002年以降は底値は25ドルです。最近だと2016年の26ドルですね。そして今回の暴落ではわずかな時間でしたが27まで下がりました。
こうしてみるとこれだけ長い期間において今の水準がどれだけ久しぶりに訪れた安値なのかがわかりますね!
また仮に今のレートの34ドルで買ったとして、20ドル値上がりした54ドルですが、別に高い価格でもないんですよね。
ということはリスクリワードで考えるとこちらの方がVIX指数に比べてリスクリワードが1:1以上になる期待値が高い勝負になるというのは察しがつくのではないでしょうか?
ただし、原油の場合は期限なしを選ぶとファンディングコストが少しかかってくるのでお忘れなく!
あっきんとひろこの運用状況は引き続きツイッターで適宜公開していくので気になる人はフォローしてみてくださいね。
なお、ここで紹介した銘柄はどちらもIG証券で取り扱いがあるものです。キャッシュバックキャンペーンなどもあるのでこれから開設する人は有効活用してくださいね!
ここで紹介したボラティリティ指数については詳細はこちらの記事で詳しく紹介しています。

IG証券といえば圧倒的なコストパフォーマンスを誇るノックアウト・オプションが有名です。これがあるのでCFD取引はIG証券を利用しています。

2020年に入ってからはあっきんの全取引を公開で運用しています。今回の下げで片腕をもぎ取られましたが、原油で取り戻す予定です(^o^)/

わからないことがあれば遠慮なく聞いてくださいね!いただいた質問から私自身も学ぶことが多いので(^o^)/
タイムリーな情報はツイッターで配信中です。フォローしてみよう(^o^)/
2020年は主にこんなツイートするよ(^o^)/
①ブログ更新のお知らせ
②為替。主に #トラリピ
③日経225。#ノックアウトオプション での取引履歴
④仮想通貨(暗号資産)の気になる情報
⑤働き方や教育・経済・金融に関する時事ネタ
⑥プライベート質問は質問箱、LINE@、ツイッターでお気軽に👍
— あっきん@投資家🍀元公務員 (@_akkin_nara) January 7, 2020