ウェルスナビの機能のひとつにリバランスというものがあります。
これってベテラン投資家が当たり前のようにやっている作業で実は長期投資においてはすごく大切なことなんです。
これを全く投資経験がない人でもウェルスナビを使っておけば自動でやってくれるのでその恩恵を受けられるわけです。
2年以上ウェルスナビを利用してみて実際にリバランスがどのように行われていて、効果があったのか?が気になったので調べてみました。
目次
ポートフォリオとは?
ポートフォリオとは金融商品の組み合わせと配分のことです。
10万投資して5万を株式に5万を債券にする場合と10万全てを株式に投資する場合ではポートフォリオが違います。
株式の方が値動きが大きいので両者のポートフォリオを比べたときに株式に10万投入している方がリスクをとっていることになります。
リスクを取っているということは値上がりしたときの利益も大きく、値下がりしたときの損失も大きいということです。
あっきん
例えば積立で毎月数万ずつ投資するのであれば株式を多くした方が長期で見た場合は資産が増えやすいからです。
一時的には下がって含み損が出ることもありますがそのようなときもしっかりと買うことでその後の値上がり益を取れるからです。
リバランスでポートフォリオを整える。効果は?
リバランスとはポートフォリオを整え、自分が取るべきリスク量に戻してあげる作業のことです。
具体例でリバランスの効果を見ていきましょう。
当初100万円を株式と債券に投資したとします。それぞれ国内と外国のものに分散しています。
株式は50万が62万になり、債券は50万が40万になったとします。
一般的に債券の価格と株価は反対に動くと言われています。株価が上がれば債券価格は下がり、債券価格が下がれば株価は上がります。
「株式が値上がりしているんだからそのまま持ってた方がもっと増えるのでいいのでは?」と思うかもしれません。
でもそのまま持っていると株式の比率が高くなった状態ですね。この場合だと株式6に対して債券4です。
株式の比率が大きくなれば、当初の設定よりもリスクが大きくなっている状態と言えます。
値上がりしてたくさん持っているものが下落してしまうと損失が多くなってしまうからです。
そこでポートフォリオを一定に保つ効果を期待してリバランスをするのです。
ウェルスナビのリバランスは?
ウェルスナビのリバランスは公式によると以下のようなルールで実施されます。
リバランスは、原則として、半年に一度行われます。
また、お客様のポートフォリオと最適ポートフォリオの配分比率を資産クラスごとに比較し、5%以上乖離している資産クラスがあった場合は、前倒しで行われます。
ただし、お客様の資産評価額が50万円未満の場合は、前倒しでのリバランスは行っておりません。
半年に一度のリバランスも、お客様のポートフォリオと最適ポートフォリオとの乖離が小さく、リバランスの必要がないと判断した場合は、リバランスによる売買は行われません。
自動積立を行われているお客様は、リバランス付き自動積立の効果で、ポートフォリオが最適な状態を保ちやすくなっています。
半年に一度と資産クラスが5%以上乖離した場合と自動積立の時の3パターンということですね。
では実際にどのようにリバランスが行われているか見てみましょう。
リスク許容度別のポートフォリオ
ウェルスナビの場合は1〜5までの5段階のリスク許容度によってスタートのポートフォリオが違ってきます。
公開されている情報によると以下の5パターンです。
私は運用開始時からリスク許容度5で運用しているので一番右のポートフォリオです。株式だけで82%を占めています。
一番リスク許容度が小さい1だと株式の割合は25%なので随分違いますね!
半年に一度のリバランス実績
直近では2019/3/6にリバランスをしていました。取引額を見てビックリ!ちょっとだけ売買しただけなんです!
数百円〜数千円の売買しかしていません。
これが悪いとかではなくて、当初ポートフォリオにリバランス前から近い状態だったのでこの程度の売買で良かったということです。
自動積立のリバランス効果は?
毎月自動積立で3万が口座が引き落とされ知らないうちに良い感じの配分で買い付けをしてくれるのがウェルスナビです。
ここでもよく見ると自動積立のリバランス効果が出ているんです。
通常だと当初に設定したリスク許容度5のポートフォリオの配分に近い形で各資産を買っていきます。
ところが、各資産の値動きと買っている資産を見比べると下がっているときにいつもより多めに買ってくれているんです!
一番左の2018/10/3の取引を見ると不動産を20.2%も買っています。その時の折れ線グラフを見るとたしかに不動産価格は下がっています。
また、米国株が大きく下がった2019年1月8日も米国株を77.0%も買っています。大きく下がっているところでたくさん買ったということです。
このことからもウェルスナビは毎月の自動積立による買い付けでリバランス効果を発揮していることがわかります(^o^)/
凄い!これを毎月自分でやるのは確かに面倒ですよね!
ウェルスナビのリバランスは凄かった。
ウェルスナビの機能にリバランスが付いていることで得られる効果は3つあります。
- 最適なポートフォリオを保てる
- リスクを取りすぎることを防げる
- パフォーマンス改善の可能性も
取引履歴を見ると価格が下落した時に多く買ってくれているので私としてはパフォーマンス改善効果が一番ありがたみを感じました。
決まったアルゴリズムに従って機械的に売買をするので人間がもつ感情に左右されることは一切ありません。
投資にも様々なやり方がありますが、中長期的にほったらかしで増やしたいということであれば全くの知識がなくてもできるウェルスナビは凄いと思います。
最低10万円から始められるので投資の入門としておすすめです(^o^)/
そのあたりは人によって考え方が分かれるところなので実際に運用してみて、考えれば良いと思います。最低10万円から始められるのもウェルスナビの強みなので
関連記事です。
ウェルスナビの気になる最新の運用実績はこちらの記事でまとめています。
ウェルスナビで株式に投資をするのであればつみたてNISAで非課税枠を使って投信を買うという選択肢もあります。
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