資産運用はロボアドバイザーに任せれば完全に自動化できる時代です。
どのようなアルゴリズムで運用するかも公開されているので安心して運用を任せることができます。
あっきんは情報通なので今から5年1ヶ月前の2017年3月に数あるロボアドバイザーの中からWealthNavi(ウェルスナビ)を選択しました。
長期的に利用するとどれだけ資産が増えるのかすごく興味があるのでこの記事を毎月更新することでデータを整理していきたいと思います。
目次
ウェルスナビは一言でいうと資産運用の知識がない人、忙しい人でもすきま時間でカンタンに資産運用ができるサービスです。
スマホアプリでもできます。 ウェルスナビが6つの質問の答えから自分に合った資産運用プランを自動で提案し、ETF(上場投資信託)を通じて、世界約50カ国1万1000銘柄に投資してくれます。
ウェルスナビは証券取引所で取引できる単位に満たない端株で取引できるので最低10万円から運用を始めることができます。
10万円と少額ですが、上記ポートフォリオ図のように世界の株式・債券・金・不動産に分散投資をしてくれます。
毎月同じ額を積み上げる自動積立なら、感情に左右されず、淡々と運用資金を積み上げられます。
月1回定額、月5回定額、複数回定額、カスタムの4コースの中から、希望に応じた積立コースを選ぶこともできます。
私は開始時に100万円投資し、それ以降は毎月3万円の自動積立で完全自動運用をしています。最近の履歴を見るとこんな感じで購入しています
積立したのが30,000円なのに実際に購入したのは34,415円と多いのはもらった分配金も再投資しているからです。
分配金の履歴はこんな感じです
さらに、ウェルスナビが賢いのはリバランスまで自動でやってくれるところです。
運用により各資産のバランスが一定以上崩れた場合、また前回のリバランスから半年経過した場合にリバランスを行います。
リバランスは、値上がりして最適な割合より実際の保有割合が増えた銘柄を一部売却し、逆に値下がりした銘柄に追加投資することになります。
値上がりした銘柄について利益確定して割安になった銘柄を購入することになるので、リバランスしない場合よりもパフォーマンスが改善される可能性があります。
以下のイメージ図だと株式が値上がりして評価額が60%に増えたので10%分を売却して債券を買うことで元々の株式:債券=50:50に修正しています
この作業はメンテナンスのようなものでウェルスナビの場合は投資経験がなくても自動でやってくれるのでこのようなリバランスの恩恵が受けられるのは凄いことです!
リバランスの回数は多くはなく、これまでの3年ちょっとの運用期間で6回でした。最近だとコロナショックで下げた3月6日に
上記履歴を見ると、下3つの値上がりした米国債券と金と不動産を売って、値下がりした株式を購入したことがわかります。
相場を見てこれを自分でやるのは思ってる以上に面倒ですけどね💦
※リバランスが実際にパフォーマンスアップにどれぐらい貢献しているのかを検証した記事はこちらに

ちなみに、ウェルスナビの手数料はシンプルです。預かり資産の1%(現金部分を除く、年率・税別)です。これを高い感じるか安いと感じるのかは人それぞれですね!
リバランスまでの運用ができる人は手間を惜しまなければ自分でやれば必要がない手数料です。
一覧にするとこんな感じです
また、ウェルスナビには長期割という仕組みもあります。
運用金額が50万円以上だと半年毎に0.01%ずつ、200万円以上になると0.02%ずつ手数料が安くなります
長く積立することで着実に運用元本を増やしているのであっきん口座はいつのまにか200万円を超え、割引ペースが0.01%ではなく半年毎に0.02%になりました。
そして2021年7月には長期割が更新され、最大割引率の0.10%の割引率になりました!
2017年3月から運用してる #ウェルスナビ さん。7月になって長期割がついに最大割引率の0.10%になってた!!!
そしにしても256万円がなんもせんでも359万円まで増えるって凄いな。投資のことなんもわからんでもこれだけ増やせる時代になったってことか😂 pic.twitter.com/5CwOkc3zNo
— あっきん@投資家🍀元公務員 (@_akkin_nara) July 12, 2021
あっきんがウェルスナビを選んだ理由。
私がロボアドバイザーサービスを選ぶときにはもちろん各社のサービスを比較しました。
当然のことながらこのウェルスナビはスペックでも申し分ないものでした。でもそれ以上に心を動かされたのは作り手の顔です。
このウェルスナビを作った柴山和久さんの思いです。最近では本も出されています。元財務相官僚がそのキャリアを捨てて作ったサービスです。
マッキンゼー時代、柴山さんはノーベル賞理論に基づくアルゴリズム(数式)などを駆使しながら、資産規模10兆円の機関投資家をサポートしていた経験も持っています。
そんな人が金融とテクノロジーを融合させたロボアドバイザーサービスを自らプログラミングスクールに通って作ったというのは驚きです。
より詳しくウェルスナビ誕生の背景を知りたい人は柴山さんの書籍を見てください。
私がこの本を読んだ感想は以前に記事にしています。
いかに人間の脳が投資に向かないかやご自身のキャリアについても赤裸々に書かれているので面白かったです。

ウェルスナビ60ヶ月目の運用実績をブログで公開!利回りは?
私がウェルスナビ(WealthNavi)での投資を始めたのは2017/3/3です。
初回入金100万円と毎月積立3万円で60ヶ月続けた実績です。投資額は280万円になりました。果たして2022/3/12ではどうなっているでしょうか?
リスク許容度は最も高い5で運用
リスクの高い運用はリターンも大きくなります。ウェルスナビでは5段階までプランが設定されていて、5だと一番株式の割合が大きくなります。
それだけ値動きが大きくなるので長期投資をするとリターンが大きくなります。リスク許容度が違うと資産配分がどう違うかは以下のとおりです
リスク許容度1だと債券だけで67%も占めています。リスク許容度5だと株式だけで84.5%占めています。
リスク許容度別の運用実績は?
ウェルスナビでは公式サイトで運用実績を公開してくれています。
ここで2016/1に100万円、その翌月から毎月3万円ずつ自動積立をした場合で、2021/12末時点のパフォーマンスを見てみましょう
この結果からわかるように結局のところ長期で運用すると株式比率が高いもののほうが評価額が高くなる傾向があるということです。
それでは実際に運用しているあっきん口座はどうなっているか見てみましょう!
5年1ヶ月運用して投資額283万が416万になっています。円安の影響もあり含み益が133万円となっています🙌
コロナショックで相場がへこんだ2020/4には25万円の含み損だったのですが耐えた甲斐がありました!
ちなみに、投資額に対する評価額の利回りは47.28%です(円換算ベース)
ドルベースで見ると利回りが29.93%と円ベースより低くなっているのは為替レートの影響を受けているからです。
ウェルスナビは米国のETFをドルで買っているので為替レートが110円の時より125円のような円安になった時は為替差益でも増えてくれます。
資産内訳を見るとどの資産クラスでどれだけ増えているかのも見ることができます
注目すべきは同じ配分で買っている米国株と日欧株のパフォーマンスの違いです。
投資額がほぼ同じなのですが、日欧株が32.7万円のプラスであるのに対し、米国株は66.4万円と倍の利益が出ています!
日本株や欧州株よりも米国株の伸びの方が大きかったということです。
ウェルスナビの口コミ・評判は?
ウェルスナビはサービス開始から3年ほど経過していることもあってそれなりに利用者がいて良い評判も良くないという評判もツイッター上にはあります。
運用実績も見える化されていて評判も色々出ているので判断するのに十分な情報量がありますね!主だったものをピックアップしてみました。
口コミ評判 ① 手数料が高い
ウェルスナビちゃん。
マイナス幅が1桁に戻ってる。手数料下げてくれるといいのに…
配当でペイできるから悪くはないけどさ#WealthNavi— gu。 (@____Changu87039) May 19, 2020
ウェルスナビの手数料は投資額の1%です。100万円なら年間1万円を運用成果とは関係なく手数料として差し引かれるということです。
こんな口コミも
ウェルスナビって、年間手数料が運用額の1%かかるくせに、ポートフォリオを見たら、VTIや新興国株や米国国債を買っている。
こんなん誰でも買えるぞ。
ウェルスナビに手数料1%払うくらいなら、投資信託でS&P500を積み立てたほうがよくないか。— やつはし (@yatsuhashidayo) February 16, 2021
このツイートに出てくるVTIは米国株に丸ごと投資できるETFのことでひろこがおすすめするつみたてNISAの銘柄にもこれとほぼ同じ楽天VTIがでてきます。
参考記事

口コミ評判 ② 手数料に見合うパフォーマンスである
この方は手数料1%が高いという意見に対していやいや手数料に見合うパフォーマンスが出てると。全自動でこのパフォーマンスが出せるんだからいいじゃないかということですね。
#WealthNavi はよく「手数料=1%」が高いと言われますが、自分でポートフォリオを組んで、20〜30年後にAIの運用より1%以上の利益を出す運用が出来る人なんてごく僅かだと思います。
なので、個人的にはほとんどの投資家にお勧め出来ます🙋🏻♂️ https://t.co/5MXOnoFpBS
— イチ@日系大手のキャリア形成 (@ichi_sales) May 17, 2020
今朝のウェルスナビ
楽天証券でのつみたてNISA含む投資信託のリターンは-11.13%
ウェルスナビは-6.25%積立てたタイミングも違うので単純比較出来ないのですが、下落時これくらいリターンに差が出るのなら素人には手数料1%は決して高くないと思う。#ウェルスナビ pic.twitter.com/cNPyarJ8kb
— いちりた⭐️長期×積立×分散 (@daieunoi) April 7, 2020
口コミ評判 ③ 辞めて自分で運用したい
ウェルスナビは全く投資のことがわからない人がやるにはいいサービスだと思います。ただウェルスナビを利用してある程度のことがわかってくると自分でやってみようと思う人も出てきます。
この前職場一緒だった人とご飯行って投資の話してたけどウェルスナビ辞めて、積立NISA+iDeCoに乗り換えるべきか…
ウェルスナビ今20%超えてるしNISAにも対応するからいいかなとかも思ってるけどどうなんだろう…
— 深いキリギリス (@kirikiri_spoon) February 16, 2021
ウェルスナビ全額解約でアメリカ株に回す方針に。株価を勉強するよいきっかけになりました。やはり自分で勉強すると投資額全体にかかる手数料という仕組みが気にいらなくなりますね。
— 株配当でセミリタイヤを目指す医師の一例 (@9rnWuzgHy60W7h7) May 6, 2020
まとめ。ウェルスナビはどんな人に合う?
少し長くなったので最後にサービスの特徴をまとめておきます。ウェルスナビはこんなサービスです
- 10万円から全自動で国際分散投資ができる
- 個人のリスク許容度に応じた運用をしてくれる
- 手数料は1%
実際に利用している人の口コミ評判がかなり参考になったと思うのですが、この商品は投資経験が浅い人、どれだけのリスクを取ればいいのかがいまいちわからないという人向けかなと思います。
例え少額でも自分のお金を投じることで見えてくるものがあります。
それを証明するように公式が発表している情報によるとウェルスナビ利用者の3人に1人は投資初心者なんですよね!
ただ、一方でウェルスナビを辞める人も一定数いて、それはここで投資経験を積んで他の運用もやってみようとステップアップした人たちです。
どちらにせよやってみないと見えてこない部分も多々あるのでまずはやってみることが大切だと思います。
関連記事です。
同じ全自動なら私は迷わずトラリピに投資します。こちらの方がリスクは高いですが、それに見合うだけのリターンを得ることができています。

変動商品ばかりに投資していると相場が崩れた時に保有資産の目減りに精神的に辛くなります。貸付投資だとそんな心配はいりません。

また、投資先を分散させるという意味ではビットコインに少しだけ資金を割くのもこれからの時代はありだと考えています。

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